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青春の夢いまいづこ (1932/)

Where Now Are the Dreams of Youth?

[Drama]
監督小津安二郎
脚本野田高梧
原作野田高梧
撮影茂原英朗
衣装斎藤紅
出演江川宇礼雄 / 田中絹代 / 斎藤達雄 / 武田春郎 / 水島亮太郎 / 大山健二 / 笠智衆
あらすじ大学の同級生哲夫(江川宇礼雄)と一郎(斎藤達雄)、そして熊田(大山健二)と島崎(笠智衆)はキャンパス生活を謳歌する親友同士。校門前のベーカリーの娘(田中絹代)が彼らのマドンナだ。しかし、会社社長の父親が急死し哲夫はその後を継ぐために大学を去ってしまった。そして時がたち、卒業をむかえた一郎たち。だが折からの不景気で就職先がみつからない三人は、哲夫に頼み込んでなんとか彼の会社に入れてもらうことになった。学生時代の遊び仲間は一転して雇い主と使用人という立場に。やがて親友達の間に微妙な隙間が生まれ、それはベーカリーの娘をめぐる哲夫と一郎の恋心にも影響し始めた。(87分/白黒/無声) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全7 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4大学の構内で地面に座っている学生たちを横移動で見せる冒頭。まず、本作は横移動や前後のドリー移動がとても多い映画だ。これにより良いリズムを作っている。 [review] (ゑぎ)[投票]
★4江川宇礼雄扮する主人公の学生時代とやんちゃなお気楽社長時代の描写には、モダニスト小津の趣味が横溢し、夏目漱石ばりにひとりの女をふたりの男が競い合う(譲り合う?)後半部では一転して渋く抑制された画面に引き締まる。このコントラストがうまい。 (ジェリー)[投票]
★4明るい西洋志向の映画ならではの楽しさがにじみ出る。モダンですね。快活ですね。青春の時の気持ちは今も変わらない。ああ、やはりそのときに僕も戻りたいよ。 (セント)[投票]
★4物語も前半と後半で二回楽しめる素敵な作品でした。 (ぱんな)[投票]
★3小津作品の男はなにかと平手打ちの連打を繰り出す。時代が男の暴力に寛容だったからなのか、小津の猟奇的な側面をみるべきなのか、私には判断がつかない。そのフォームはピッチングマシーンのような機械的反復を特徴としており、典型的なサイレント仕様であると同時にブレッソンを想起させる。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★3学生喜劇というジャンルに由来する必然性は当然あるとしても、やはり応援団の練習やカンニングなど小津自身の過去作からの引用・反復が目につく。同時に、フィックス・ローポジションの使用も顕著になってきている。 [review] (3819695)[投票(1)]
★3「社会的な主従関係と友情」という問題意識を持った深みのある青春物語になりそうな設定なのだが、当時の機材を使って画だけでその細やかな心の動きや人間関係の機微を表現するのはさすがにきびしい。ハードとしてのキャメラと無声映画の限界を感じる。 (ぽんしゅう)[投票]
Ratings
5点0人
4点9人*********
3点10人**********
2点0人
1点0人
19人平均 ★3.5(* = 1)

[この映画が好きな人]

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