グレゴワール・ソラーの映画ファンのコメント
奇跡(1955/デンマーク) |
オプティミストのベルイマン的なものを想像していただけに真っ先に手法に対する疑念を感じ終始それを拭うことは叶わなかった。執拗なまでの移動を組み合わせたパンニングの多用は強固な意志を欠落させ曖昧な空気を提示するにとどまる。 (けにろん) | [投票(1)] | |
無音が支配する真空地帯でキリスト教の本質が顕現し、ふたつの奇跡が重ね合わされる。★6クラス。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] | |
本来なら人知の理解を超える話しが、あっけないほどの解りやすさと説得力を持って語られる。登場人物の宗教観が類型的に分類されてしまう一歩手前で、各人の個性や生活感と合理的に合致して説話的リアルを獲得しているからだ。単調に見えて精緻なドライヤー演出。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
ひどく衝撃を受けた。無防備すぎた。映画の力を侮っていた。 (tomcot) | [投票(1)] | |
キリストものだったら『奇跡の丘』のほうが好きかも。確かにドライヤーの演出は堂に入ってる。風に揺れる白いカーテンが印象的。しかし、ものすごく単純な話をやたらもったいぶって語ってるようにも感じられるんだな。 (太陽と戦慄) | [投票] |