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ビーチェ・ブリケットの映画ファンのコメント

太陽はひとりぼっち(1962/伊) 熊座の淡き星影(1965/伊=仏)が好きな人ファンを表示する

太陽はひとりぼっち(1962/伊)************

★4中心地域の稠密感と郊外の人気(ひとけ)乏しさの描き分けが、復興途上中の国家に潜むねじれ感の表現として鮮烈。社会の回復と同時にきざし始めた過剰な未来期待と未来不安は我々日本人にも無縁ではなかったもの。この不安の影の下にある男と女の姿が切れ味よく撮られている。 (ジェリー)[投票(2)]
★4希望が失せたから欲望も消失したのだろうか。欲望がないから希望が見えないのだろうか。この女(モニカ・ビッティ)の虚無は、実体なき「希望」に盲進する証券取引所の「欲望」の空騒ぎとコイン(時代)の表裏なのだろう。鋭利な直線が強調された画面が印象的。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★3ヒールの音、扇風機の音、そしてモニカ・ヴィッティの虚脱感に満ちた表情で、冷めた恋愛関係を丹念に表現した冒頭シーンが素晴らしい。終盤の難解さを「理解できない」で片付けるつもりはないが、前半での心理描写に惹きつけられたゆえに、蛇足が多いとも感じてしまった。 [review] (Keita)[投票(4)]
★5モニカの演技に最後まで引き込まれた。人間関係の希薄を感じさせる態度、徹底した冷たい表情、それでも、内心面には本当の自分の存在に気が付いている。仮面を上手く着けて、他人を演技して、魅せる心情の鋭い刺が、生き様に痛みを与えてるように見えました。 (かっきー)[投票(2)]
★5取敢えずベッドを共にしてみたけど所詮相性が合わなかった2人。それを恰も世界の週末の前兆のように描くアントニオーニの虚無は笑いを通り越し崇高に達する。暑熱の室内・馬鹿踊り・遊覧飛行・暴落の取引所などが須らく冷えた諦念で彩られ凄まじい無常。 (けにろん)[投票]
★5幸せ [review] (ルミちゃん)[投票(1)]
★5日常という恐怖が押し寄せてくる。 [review] (chokobo)[投票]