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太陽はひとりぼっち (1962/)

L'eclisse

[Drama/Romance]
製作レイモン・アキム / ロベール・アキム
監督ミケランジェロ・アントニオーニ
脚本ミケランジェロ・アントニオーニ / トニーノ・グエッラ / エリオ・バルトリーニ / オティエロ・オティエリ
撮影ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ
美術ピエロ・ポレット
音楽ジョヴァンニ・フスコ
衣装ビーチェ・ブリケット / ギット・マグリーニ
出演アラン・ドロン / モニカ・ヴィッティ / フランシスコ・ラバル / ルイ・セニエ / リーラ・ブリニョーニ / ロッサナ・ロリ / ミレッラ・リッチャルディ
あらすじビットリア(モニカ・ビッティ)は3年間付き合ってきた外交官のリカルド(フランシスコ・ラバル)に彼の家で1晩中説得されたが、別れる決心をした。早朝の道を歩いて自宅に帰った彼女は心の空虚を埋めるべく、近所の女友達たちと騒いでみたり、知人と遊覧飛行に行ったりもするが何をしても虚しい。素人投資家の母(リーラ・ブリニョーニ)を訪ねて行った証券取引所で大喧噪の中でエネルギッシュに立ち回る仲買人のピエロ(アラン・ドロン)と出会い惹かれるものを感じるが、折しも空前の大暴落が勃発する…。62年カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞。 (けにろん)[投票]
Comments
全24 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5モニカ・ビッティの一人称映画であり、ストーリーの住人であるはずの彼女が、なにものからも自由に浮遊しているその表情、仕草、居住まいをうっとりと眺める映画。 [review] (shiono)[投票(6)]
★5モニカの演技に最後まで引き込まれた。人間関係の希薄を感じさせる態度、徹底した冷たい表情、それでも、内心面には本当の自分の存在に気が付いている。仮面を上手く着けて、他人を演技して、魅せる心情の鋭い刺が、生き様に痛みを与えてるように見えました。 (かっきー)[投票(2)]
★5幸せ [review] (ルミちゃん)[投票(1)]
★5日常という恐怖が押し寄せてくる。 [review] (chokobo)[投票]
★5取敢えずベッドを共にしてみたけど所詮相性が合わなかった2人。それを恰も世界の週末の前兆のように描くアントニオーニの虚無は笑いを通り越し崇高に達する。暑熱の室内・馬鹿踊り・遊覧飛行・暴落の取引所などが須らく冷えた諦念で彩られ凄まじい無常。 (けにろん)[投票]
★4だだっ広い見通しの良いロケーション、例えば広場や原っぱ、飛行場といった舞台設定が、そこに配置された登場人物の孤独感を増長すると云えるのだろうが、いやもっと単純に、このような画面のスペクタクルがアントニオーニの好みだったのだろう。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★4希望が失せたから欲望も消失したのだろうか。欲望がないから希望が見えないのだろうか。この女(モニカ・ビッティ)の虚無は、実体なき「希望」に盲進する証券取引所の「欲望」の空騒ぎとコイン(時代)の表裏なのだろう。鋭利な直線が強調された画面が印象的。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4中心地域の稠密感と郊外の人気(ひとけ)乏しさの描き分けが、復興途上中の国家に潜むねじれ感の表現として鮮烈。社会の回復と同時にきざし始めた過剰な未来期待と未来不安は我々日本人にも無縁ではなかったもの。この不安の影の下にある男と女の姿が切れ味よく撮られている。 (ジェリー)[投票(2)]
★4画面を冷たく、そして完全に支配するモニカ・ビッティ。さらにSF映画かと思ってしまうような無人の街の空虚な静けさ。気だるさと不安という虚無の香りが満ちる中で証券取引場の喧騒は作品の「香り」を乱していたと思う。少なくとも私には・・ [review] (sawa:38)[投票(1)]
★4タイトル・バックに流れる音楽がとても良い。作品にピッタリ合っている。でも、この邦題は何!?まさかアラン・ドロンが出てきたから「太陽」を持ってきたのか?原題通り、『蝕』でいいじゃないか! (ダリア)[投票(1)]
★4ラスト15分間の衝撃。必見! (DK)[投票(1)]
★4初めてドロンとキスしたときのモニカ・ビッティの表情がすごくいい。 (picolax)[投票]
★4愛の不毛?っていうのはよく分からないけど感情の微妙な変化が丹念に描写されていると思う。ラストシーンはかっこいい。 (24)[投票]
★4時間が停まったような重苦しい静けさ。倦怠。モニカ・ビッティの服の肩のところがいかにも破けそうだと思っていたら、本当に破けてしまった。アラン・ドロンは太陽がお好き? (熱田海之)[投票]
★3ヒールの音、扇風機の音、そしてモニカ・ヴィッティの虚脱感に満ちた表情で、冷めた恋愛関係を丹念に表現した冒頭シーンが素晴らしい。終盤の難解さを「理解できない」で片付けるつもりはないが、前半での心理描写に惹きつけられたゆえに、蛇足が多いとも感じてしまった。 [review] (Keita)[投票(4)]
★3このラストは説得力があるか? [review] (KEI)[投票(1)]
★3「愛の不毛」を描くのだそうだが、そんなことよりもモニカ・ヴィッティのけだるい表情と音楽がよかった。 (丹下左膳)[投票(1)]
★3前半は非常によく出来ているのだが、後半に入ると急に失速する。 (赤い戦車)[投票]
★3やるきのない美女。美女は聖女か悪女のどっちかでないと納得いかない自分に気づかされました。 (マグダラの阿闍世王)[投票]
★3M・ベッティそんなに美人かな・・? (intheair)[投票]
★2なんつうか「もう人間は世界に2・3人」みたいな、神経症的な人間不安が満ちてる。 (オノエル)[投票(4)]
★2映画そのものはテーマ性に欠けるが、ビットリア役モニカ・ビッティの表情演技の演じわけは悪くなかった。 [review] (わっこ)[投票(1)]
★2ほんとにけだるい映画。けだるいだけ。 (R62号)[投票(1)]
★1なんじゃ最後の10分間は? 観客の忍耐を試しているのか? (AONI)[投票(1)]
Ratings
5点8人********
4点23人***********************
3点23人***********************
2点7人*******
1点2人**
63人平均 ★3.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
カンヌの次席、最高賞との葛藤 (グラント・リー・バッファロー)[投票(11)]〓じつは3部作〓 (ドド)[投票(11)]
紛らわしい・・・ (アリ探し)[投票(1)]
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