★4 | 一夜の出来事を、ある意味どうでもいいようなことも含めて、丁寧に綴った作品。しかし、「どうでもいい」ようなことが実は、痛いくらい「大切な瞬間」でもある、という逆説的な真実となって、心に何気なく忍び込んでくる。登場人物をみな応援したくなる。見終わった後、自分自身の生活に戻る段になって、何故か人との繋がり、この現実といったものが、愛しく感じられる、不思議な魅力を持った作品だ。 (ことは) | [投票(9)] |
★2 | 朝を迎える砂浜で思い思いの立ち位置に佇む若者たち・・・『ふぞろいの林檎』を見ているようでとても恥ずかしかった。誰もが経験したような既視感だけで勝負したのなら、これは「冗長」としか言えない。 (sawa:38) | [投票] |
★5 | なんでもない日常の煌めきを、実はきめ細かな工夫と表現力を駆使していながら、シンプルに淡々と描いてみせた、まさしく「柴崎友香さんの小説を、映画として表現する」ことに成功した作品。 [review] (パッチ) | [投票(1)] |
★4 | 仲間とどうでもいいことで集まり、どうでもいいことで語り合い、つまらないことでぶつかり、笑い、そしてみんなが繋がってる。ドラマチックな事は何も起こらないけれど、楽しいばかりでもない自分の毎日も愛しい日々に思えるそんな素敵な映画。私も誰かを想っていたい、そんなかわいい気持ちになれます。 [review] (わわ) | [投票(2)] |
★5 | よく知っている筈の自分の彼氏や彼女でさえ、自分の知らないところでは自分に見せないような表情をして、自分の知らない友達や異性と話している現実。『私は助手席に座りたいのっ!』 [review] (IN4MATION) | [投票(9)] |
★4 | 若かりし日の一日の変わり目を描いた映画。学生時代を思い出す。個人的には理系ってのもGOOD。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(7)] |
★4 | 家の中で独りで迎える朝焼けは何てことはないのに、みんなで海岸で見つめる朝焼けはなんであんなに懐かしく、優しくて、いとおしいのだろう。多分、夜明けまで続いていた喧騒が途絶え、今日からの自分にリセットできる瞬間を共有できるからなのだろう。 [review] (水那岐) | [投票(3)] |
★3 | 私はこの若者達が大好きだ。中沢君(妻夫木聡)も正道(柏原収史)も、山田(山本太郎)や壁男(大倉孝二)ですらも、男全員が「過去から連なった今日」をしっかりと背負っている。だから彼らは魅力的なのだ。それに比べて女達はなんなのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(8)] |