★5 | 日常に透る邪気。不快な映画だ。遥か天上で生じた抑圧は歪みを生みながら弱者から弱者へと下降する。下へ行くにつれ歪みは圧縮され見えにくくなるがその濃度は増し「圧」は高まる。厄介なことに弱者ほど「圧」に対して本能的、つまり非理性的に反発するものだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(10)] |
★3 | 犯人探しのミステリー、サスペンスは重点に置かず、村全体の空気の不穏さ、人から人への悪意の伝達を味わう作品。 [review] (赤い戦車) | [投票(4)] |
★3 | 何か平凡だが、ドイツ農村のルター派を知らないと判らない世界なのかも知れず。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | 悲劇を喜劇の間合いで同定するスノビズムを牧師クラウスナーのヒール化が克服する。なぜ悲劇が楽しいのか。物語は懲悪という娯楽の実践へ送り返されたのである。 (disjunctive) | [投票] |
★4 | 第一次大戦前夜という時代設定はあるものの、この映画の厳しい人間洞察は、とうてい映画の中の出来事なんだと映画と自分自身とを切り離すことはできない。見ていてまさに不快である。汚辱の映画である。しかも善という概念からは対局的な位置にある。 [review] (セント) | [投票(4)] |
★4 | 「世界のこわれかた」。
[review] (DSCH) | [投票(3)] |