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カミールの映画ファンのコメント

ホウ・シャオシェンの レッド・バルーン(2007/仏) エリザベート1878(2022/オーストリア=ルクセンブルク=独=仏)が好きな人ファンを表示する

ホウ・シャオシェンの レッド・バルーン(2007/仏)************

★4自然光の扱いにかけては現在リー・ピンビンの右に出る者はいないと思わせる。ホウ・シャオシェンにしてもアルベール・ラモリスとは才能の桁が違う。もちろん『赤い風船』もすばらしい映画で大好きだが、これはそれとはまるで別次元の傑作だ。奇跡的な「光」の映画。「反射」の映画。 [review] (3819695)[投票(2)]
★4傑作は傑作なのだが、シャオシェンにしては珍しく、自然を装った嫌らしさを感じる部分もあり満点とまではいかなかった。それでもこの作家の無尽蔵な才を感じるには十分。赤い風船から連鎖するように、各ショット(全てではない)に点在する「赤」を探すのも一興。一刻も早く新作を望む。 (赤い戦車)[投票]
★4職業人と母親を不器用すぎるほど懸命にこなすジュリエット・ピノシュの苛立ちぶりが、見ていて何とも愛らしい。どこか明るい日常の喧騒ぶりと、声優としての自由闊達さがいつしか重なり不思議な感動を生む。そんな彼女と一線をかくす、ソンとシモンの日常。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★3赤い風船』のリメイクかと思ったら、「赤い風船」へのオマージュ的なオリジナル。淡々とした雰囲気が詩的だが、これで2時間弱は長い。子役のシモン・イテアニュは、綺麗な顔してて、金髪の巻毛も愛らしい。['08.12.7新文芸坐] (直人)[投票]
★3アルベール・ラモリス作『赤い風船』への形而上的オマージュに丹念な演出が光るも俳句のような短詩型にまとめるべきSO-SO作品 [review] (junojuna)[投票]
★3家庭=家族という、いつの間にか劇映画が陥っていた認識の垢を清清しく拭い取り、異国人や家屋や家具や出入りする友人や業者も含めて家庭が形成されていく有様を、深刻ぶらずに再認識させてくれる目からうろこの映画。風船はこの家庭を見つめるまなざしの機能をもつ。 (ジェリー)[投票]