★4 | 列車内よりも、終盤のロープウェイでの攻防の方が手に汗握る。ヒトラー「わが闘争」と「風と共に去りぬ」が本屋店頭に並んでいる、というシーンは当時の流行が判り興味深い。そして、英国人旅行客が買った「わが闘争」の小道具としての使い方も最高!! (AONI) | [投票(2)] |
★4 | しゃきっ、しゃきっ、とした進行、無駄のない演出。キャロル・リードにこの手のお話を語らせるとこちらは安心して見ていられる。ふたりの役者(レックス・ハリソンとポール・ヘンリード)の(演技)対決もすばらしく、最後まで飽きさせない。 [review] (カフカのすあま) | [投票(2)] |
★4 | 数珠繋ぎのホン快調に調子よく最後まで観せ切る秀作。すでに強制収容所の存在が鉄格子とともに示されているが、不思議と義憤に駆られるぜというニュアンスはなく、全てはラブコメのように運ばれるがラブコメにもならない。不思議な作品。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | 『バルカン超特急』に登場した二人の英国紳士を再登場させ、同作で主演を演じたマーガレット・ロックウッドを起用した点、本作は『バルカン‥‥』の弟のような作品となっている。かっちりとした起承転結が見事だがとりわけ列車に乗り込んでからのサスペンスが素晴らしい。ラストは惚れ惚れするうまさだ。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | キャロル・リードはヒッチと違ってどうも列車を映画的に見せることには興味がないらしい。またマーガレット・ロックウッドを魅力的に描く気もないようだ。そういう意味で『バルカン超特急』と比べると少々見劣りするのだが、しかし、これはこれで面白いし良く出来ている。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 二転三転する英独諜報員の化かし合いにユーモアが味を添え理屈を忘れて楽しめる。語りの推進力は脱走から船、列車、軍用車、ロープウェイと欧州ならではの国境越えの“移動”の妙。雪山の渓谷を渡る(なんと!)“木造”のゴンドラが目に焼き付いて脳裏を離れない。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 時代的に言えば国威高揚を目的としてるはずなのですが、ドイツ人を決して完全な悪人だとか、無能だとかに描いてないのも特徴的ですね。冷静なヘンリードも格好良し。 [review] (甘崎庵) | [投票] |