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シリアの花嫁 (2004/イスラエル)

La Fiancée syrienne
The Syrian Bride

[Drama]
製作アントワーヌ・ド・クレルモン・トネール / ミヒャエル・エッケルト / エラン・リクリス / ベティーナ・ブロケンパー
監督エラン・リクリス
脚本スハ・アラフ / エラン・リクリス
撮影ミヒャエル・ヴィースヴェク
美術アヴィ・ファヒマ
音楽シリル・モリン
衣装インバル・シューキ
出演ヒアム・アッバス / マクラム・J・フーリ / クララ・フーリ / アシュラフ・バルフム / エイアド・シーティ / エヴェリン・カプルン / ジュリー・アンヌ・ロット / アドナン・トラブシ / マルレーヌ・バジャリ / ウーリ・ガヴリエル
あらすじシリアのイスラエル領飛び地。シリア愛国派の硬派親父、ハメッド(マクラム・J・フーリ)の娘、モナ(クララ・フーリ)が結婚する。花婿はシリアの俳優タレル(ディラール・スリマン)だ。各国から兄たちが祝福のため帰ってくるのだが、つねにモナの側にいて慈しんできた姉アマル(ヒアム・アッバス)は彼女を心配していた。飛び地の人々は無国籍と看做されており、シリア領に立ち入ったが最後シリア国籍を強制され、二度と故郷には足を踏み入れられなくなるのだ。家族たちはそれぞれにモナを祝福し、タレル側の家族たちと喜びを分かち合おうとするが、国境警備員たちは怠惰で頑固であり、意に介することもなく家族の出会いを認めようとしなかった。〔107分/カラー〕 (水那岐)[投票][全 2 件]
Comments
全4 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5占領という空疎な壁と小さな村の密な人間関係。国家や宗教の抜きさしならぬ問題と、生活者のメンツや恋愛を巡るわだかまりが絶妙なドラマを生む。前進しか道ない女たちの一途で力強いこと。彼女らの思いの前では、人為的境界超えなど滑稽千万な儀式でしかないのだ。 (ぽんしゅう)[投票]
★4ちょっとむかしの田舎の結婚式の風景そのものでした。頑固な親父に、肝っ玉母さん。ほら吹きおじさんに、しっかりおばさん。近所総出の炊きだしとか、幼い頃を思い出し、しみじみ拝見しました。 [review] (ガンジー)[投票]
★4結婚する人に対し「幸せになってほしい」と思うのは、日本もイスラエルもどこの国でも同じ。そして家族が笑っていると良いと願うのも。すごく伝わりやすい・感じやすい映画だと思う。 (あちこ)[投票]
★3エラン・リクリス監督の意に反して(?)、この物語が特殊な環境のなかに在る異色のトラジディのワクから抜け出て、我々の心を揺さぶる普遍的な感情を喚起できるものとは残念ながら思えなかった。収穫としてはヒアム・アッバスの重層的な好演と、クララ・フーリのエキゾチズム溢れる美貌くらいか。 (水那岐)[投票]
Ratings
5点2人**
4点6人******
3点4人****
2点0人
1点0人
12人平均 ★3.8(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
対テロ戦争とイスラム主義 (袋のうさぎ)[投票(15)]地名がついた映画たち。 (TOBBY)[投票(5)]
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