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家族の灯り (2012/仏)
O Gebo e a Sombra
[Drama]
製作 | アントワーヌ・ド・クレルモン・トネール / ルイス・ウルバノ / マルティーヌ・ド・クレルモン・トネール / サンドロ・アギラール |
監督 | マノエル・デ・オリヴェイラ |
脚本 | マノエル・デ・オリヴェイラ |
原作 | ラウル・ブランダン |
撮影 | レナート・ベルタ |
美術 | クリスチャン・マルティ |
衣装 | アデライド・マリア・トレパ |
出演 | マイケル・ロンズデール / クラウディア・カルディナーレ / ジャンヌ・モロー / レオノール・シルヴェイラ / ルイス・ミゲル・シントラ / リカルド・トレパ |
あらすじ | 港町。岸壁にたたずむ男がやがて歩き出す。石畳のある町。通りに面した1件の家。老母ドロティア(クラウディア・カルディナーレ)は息子ジョアン(リカルド・トレパ)が7年前に失踪して悲嘆にくれ続けて日々を過ごしている。息子の嫁ソフィア(レオノール・シルヴェイラ)は、そんな姑につらくあたられても耐えるしかない。なぜなら、老父ジェボ(マイケル・ロンズデール)と共有している或る秘密があったのだ。それは、ジョアン失踪にまつわる忌まわしい真実であった…。ラウル・ブランダンの戯曲を翻案したマノエル・デ・オリヴェイラ105歳の新作。 (けにろん) | [投票] |
真面目なドライヤーやブレッソンを装いつつ舌を出すオリヴェイラ。凪の水面の湖底では悪意と洒落っ気が絶妙に混在する。老妻の偏狭を撃ち、善人ぶった老父の妄執を叩きのめす呵責の無さは怖いもの知らず。銅版画のようなベルタの撮影も絶品。 (けにろん) | [投票(3)] | |
テーブルの上のランプや街のガス燈といった現代の光とは違う光源を基にした光の扱い。(いや太陽光も月光も現代とは異なるという認識でいいのかも知れない。つまり現在とは違う光を志向していると。)また家の外の舗道や家の外観の美術装置も美しく、レナート・ベルタによる柔らかな光の回り具合は絶品だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(4)] | |
義父物の様式によって充足される老人の性欲が、状況を空転させ戯画化しようとする静物の働きによって相対化される。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] | |
冒頭のこの世とは思えぬ波止場の夢幻に圧倒される。罪なき小心者の嘘の積み重ねが罪の大層となり、空疎な重みに耐えかねて瓦解する皮肉。その哀れな者たちに初めて外光が射したとき時間が止まる。レナート・ベルタが再現するオリベイラの意地悪き冷徹な視線。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
オリヴェイラにしては長い上映時間。(とは言っても90分だが)彼の最近の映画は悪(意)が薄れて来ている、と思う(これはハネケもまた同じ)。人間、年を重ねると人生が透いて見えて来るのだろうか、、。 [review] (セント) | [投票(1)] | |
総数225ショットのうち屋外ショットは10程度の、ほぼ完全な室内劇。 [review] (赤い戦車) | [投票(1)] |
Ratings
2人 | ||
4人 | ||
2人 | ||
1人 | ||
0人 | ||
計 | 9人 | 平均 | (* = 1)
POV
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