★5 | 原爆が愛にかわるまでの話だ。ピカドンと名づけられ、全世界を背負うかのように人の欲望を託されたカメは、東京の街をゆるーく破壊しながら西新宿を目指す。そしてピカドンはラブとなって使命を成就する。エスプリの効いた愛らしくも挑発的なハードファンタジー。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 園が売れない時、25歳の時の脚本であるという。奇作「冷たい熱帯魚」は頼まれ映画で実はそれほど好きではないという。そんな彼の肉声を聞き、映画館に即馳せ参じる。 [review] (セント) | [投票(4)] |
★4 | 園子温アンチこそ見るべき映画なのかもしれない。確かに相変わらずどうしようもなく下品な箇所もあるのだが過激な内容や演技に頼ってはいない、サイレント映画的処理まで見られる。西田敏行がいる下水道の空間などは割かしちゃんとした画面造形が成されており、日本映画的野暮ったさは感じさせずハリウッドライクな雰囲気である。良質な音楽映画であり、動物映画であり、クリスマス映画であり、そして怪獣映画である。 [review] (Sigenoriyuki) | [投票(1)] |
★3 | 園が誇大妄想なのは園以外の誰でも知っていることだが、ついに本人もこれに気づいてしまったようだ。
[review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★3 | 亀はかわいい。健気だ。地下の、暗さ惨めさ優しさ入り混じる童話的空間も涙を誘う。だが、社会を諷刺的に突く角を出しながらも何かを突き刺すには至らず。「園子温なんで過激っぽいこと入れときました」的なポーズが苛立たしい。 [review] (煽尼采) | [投票(1)] |
★3 | どうにも手垢ついた骨子では仕方なく寄木のように捨てた者・物への想いを配してみたが上手くない。一途に謳いあげることへの照れは被虐志向で粉飾。一生懸命歌い上げた自身の作詞作曲が「スローバラード」1曲で完膚無く粉砕される様はドMチックでさえある。 (けにろん) | [投票(1)] |
★2 | 『STAND BY ME ドラえもん』より「ドラえもん」〜クリスマスの寓話を添えて〜 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |