★4 | 傷だらけの栄光(1956/米) | ニューヨークの下町で生まれたロッキー・グラジアーノ(ポール・ニューマン)は暴力的な父親の元で暮らし、やがて悪の道に走り感化院送りとなる。軍隊に入ったのだが、素行は直らず今度は軍刑務所送りに。しかし、そこで出会った刑務官に素質を認められプロボクサーを目指すのだったが・・・。(112分) [more] | [投票] |
★4 | 間諜X27(1931/米) | 第一世界大戦中のウィーンで、情報局長から認められた娼婦(マレーネ・ディートリヒ)はスパイX27号として活躍するようになる。やがてロシアの腕利きスパイ、ヴィクター(ビクター・マクラグレン)の捜査を命じられた彼女は彼を追ってロシアに潜入するが・・・。スタンバーグ監督×ディートリヒ主演の黄金コンビ作第三弾。(91分) | [投票] |
★4 | リスボン特急(1972/仏) | サン=ジャン・デモンで銀行強盗が発生。事件を捜査するのはパリ警視庁の腕利き刑事コールマン警部(アラン・ドロン)。実は強盗団の首領は彼の友人であるシモン(リチャード・クレンナ)で、共通の恋人(カトリーヌ・ドヌーブ)をめぐって微妙な三角関係にあった。平行して麻薬捜査もしていたコールマンは、リスボン特急を利用した取引を察知する。しかしシモン達もその麻薬を狙っていて・・・。フィルム・ノワールの巨匠、ジャン・ピエール・メルビルの遺作。(100分) | [投票] |
★4 | クロムウェル(1970/英) | 1940年の英国。ケンブリッジの領主クロムウェル(リチャード・ハリス)は日頃から、横暴な専制君主制に対して不満を抱いていた。英国王チャールズ一世(アレック・ギネス)は軍事費捻出のために議会を召集するが、逆にクロムウェルら強硬派議員は、国王に対して議会の支配権の放棄を請願する。チャールズ一世はこの請願を拒否し、議会を一方的に解散させる。かくして国王派と議会派による内乱が勃発し、クロムウェルは諮らずしも“絶対的権威への反乱”というタブーを冒す首謀者へと祭り上げらていく・・・。(134分) | [投票] |
★4 | ハスラー(1961/米) | 若きビリヤードの天才エディ(ポール・ニューマン)は、シカゴの名人ミネソタ・ファッツ(ジャッキー・グリーソン)に挑むが、36時間の熱戦の末に惨敗する。燃え尽きたエディはサラ(パイパー・ローリー)と同棲し、酒浸りの生活を送る。やがてエディは復活を賭け、その世界の大物バート(ジョージ・C・スコット)と手を組むが・・・。アカデミー撮影賞を受賞。(135分) | [投票] |
★4 | イルカの日(1973/米) | 海洋動物学者のジェイク・テリル博士(ジョージ・C・スコット)とその妻マギー(トリッシュ・バン・ディバー)は、イルカに人間の言葉を覚えさせる実験を続けていた。研究の成果はひた隠しにしていたが、実は人間の言葉を理解し使いこなせる天才イルカのアルファが誕生していた。そのイルカを狙って、不審な動きが・・・。(105分) | [投票] |
★4 | みな殺しの霊歌(1968/日) | 冒頭いきなり女を殴って縛り付ける男(佐藤允)。拷問して4人の女性の氏名・住所を聞きだした後、レイプの果てにナイフでメッタ刺しにする。その後立ち寄った食堂で、親切な店員の春子(倍賞千恵子)と運命的に知り合うのだった。 / 一方、警察の捜査は難航。ただ、被害者の女が殺されたマンションで、少し前に16歳の少年が飛び降り自殺をしていた。それと事件は無関係と見る刑事達だったが・・・。(松竹/90分) | [投票] |
★4 | 眠狂四郎人肌蜘蛛(1968/日) | 十余年ぶりの母の墓参に、甲府の村に立ち寄った眠狂四郎(市川雷蔵)。その村では将軍の妾腹から生まれた双子の土門兄妹が移り住み、村人は彼らの住居を「鬼館」として恐れていた。妹・紫(緑魔子)は村の男達を性の奴隷として弄んで惨殺し、妹に異常な執着を示す兄・家武(川津祐介)も面白半分に人間狩りを行うといった暴虐の限りを尽していた。他人の不幸には無関心の狂四郎だったが、自分と同じ暗い出生を持つ若者・薬師寺兵吾(寺田農)が「鬼館」に召集されることを知った時、怒りの円月殺法を炸裂させる・・・。(大映/80分) [more] | [投票] |
★4 | 斬る(1962/日) | 飯田藩の江戸屋敷。侍女の藤子(藤村志保)は、殿の妾を刺し殺す。殿の逆鱗に触れた彼女は、長岡藩の剣客・多田草司(天知茂)の手によって斬首の刑に処された。◆◇◆それから二十余年過ぎたある小藩にて。水戸の剣客・庄司嘉兵衛との御膳試合で、藩の誰も歯が立たぬのを見かねた藩主は高倉信吾(市川雷蔵)を指名。信吾は邪剣技「三絃の構え」で見事に破った。そんな彼の活躍を快く思わない者の手によって、信吾の父・信右衛門と妹・芳尾(渚まゆみ)は殺される。こと切れる寸前の父親は、世にも恐ろしい出生の秘密を信吾に告げるのだった・・・。(大映/71分) [more] | [投票] |
★4 | 三匹の侍(1964/日) | 圧政に苦しめられている百姓の代表者が、藩主への直訴を妨害しようとする代官の娘(桑野みゆき)を誘拐して水車小屋にたてこもっていた。そこに偶然通りかかった浪人・紫左近(丹波哲郎)は百姓側に加担する。邪魔な左近を始末しようと代官は桔梗鋭之介(平幹二郎)、桜京十郎(長門勇)ら腕の立つ浪人達を刺客として送りこむ。三匹の侍はそれぞれの事情によりやがて結ばれてゆくことに・・・。人気TV時代劇の映画化で、TV版も演出した五社英雄の劇場監督デビュー作。(松竹/94分) | [投票] |
★4 | 39 刑法第三十九条(1999/日) | 妊婦を含む夫婦殺害事件が発生し、劇団員の青年・柴田真樹(堤真一)が逮捕される。だが殺人行為は認めたものの、不可解な言動を繰り返す。弁護側の請求で司法精神鑑定が行われ、鑑定人の柴田教授(杉浦直樹)と助手の小川香深(鈴木京香)が接見するが、そこで柴田のもう一つの人格である“カモメ”が現れた!柴田教授は多重人格者と診断するが、小川香深は疑問を感じる・・・。刑法第39条「心神喪失者ノ行為ハ之ヲ罰セス、心神耗弱者ノ行為ハ之其刑ヲ減刑ス」 この法の問題点を突いたサイコサスペンス。(製作=光和インターナショナル/配給=松竹/133分) | [投票] |
★4 | 東京上空いらっしゃいませ(1990/日) | キャンペーンガールのユウ(牧瀬里穂)はスポンサー企業の専務・白雪(笑福亭鶴瓶)に関係を強要され、逃げようとしたところを車にはねられ死んでしまう。しかし天国案内人のコオロギ(笑福亭鶴瓶=二役)を上手くまるめこんで、まんまと元の姿で地上に戻ってくる。そして広告代理店の社員・雨宮(中井貴一)のマンションに居候し、幽霊として暮らしていこうと決意するが・・・。(製作=ディレクターズ・カンパニー、松竹第一興行、バンダイ/配給=松竹/109分) | [投票] |
★4 | 帝銀事件 死刑囚(1964/日) | 昭和23年1月26日、東京都豊島区長崎帝国銀行椎名町支店で毒物による前代未聞の大量殺人事件が発生。容疑者として画家の平沢貞通(信欣三)が逮捕されるが、裁判では自白をひるがえし無実を訴える。新聞記者ら(内藤武敏、鈴木瑞穂、井上昭文)は独自に調査を開始するが、そこで意外な犯人像が浮かび上がってくる・・・。GHQ統治下の時代に起こった謎と疑惑に包まれた怪事件の真相を、ドキュメンタリー・タッチで迫った社会派熊井啓の劇場用映画の監督デビュー作。(日活/108分) | [投票] |
★4 | 候補者ビル・マッケイ(1972/米) | アメリカ上院議員選挙。選挙屋ルーカス(ピーター・ボイル)は、本命と思われている現職のジャーモン議員(ドン・ポーター)の対抗馬として、マッケイ元知事(メルビン・ダグラス)の子息であるビル・マッケイ(ロバート・レッドフォード)を担ぎ出す。理想に燃えるビル・マッケイだったが、百戦錬磨のジャーモンとの争いに苦戦し、次第に自分の政治理念を失っていく・・・。選挙のメカニズムを皮肉たっぷりに描いたアカデミー脚本賞受賞作。(112分) | [投票] |
★4 | 現金に手を出すな(1954/仏=伊) | パリで5千万フランの金の延べ棒が盗まれる事件が発生。盗んだのは初老のギャング、マックス(ジャン・ギャバン)と相棒のリトン(ルネ・ダリー)だった。二人はこの大仕事を最後に引退を考えていた。だがリトンが愛人(ジャンヌ・モロー)に口をすべらせたことから、事件は思わぬ方向に・・・。(96分) [more] | [投票] |
★4 | ジュリア(1977/米) | リリアンとジュリアは少女時代からの無二の親友同志。大人になったリリアン(ジェーン・フォンダ)は劇作家として成功し、一方ジュリア(バネッサ・レッドグレイブ)は反ファシスト運動の闘士となる。そんなある日、リリアンの元にドイツで地下活動をしているジュリアから伝言が届く・・・。(117分) [more] | [投票] |
★4 | 砂塵(1939/米) | 西部の町ボトルネック。いかさま賭博師ケント(ブライアン・ドンレビー)は、酒場の歌手フレンチー(マレーネ・ディートリヒ)を片棒に使って町を牛耳り、保安官までも暗殺。後任に酔っ払いのウォシュ(チャールズ・ウィニンガー)が選ばれるが、彼はかつての名保安官デストリーの息子トム(ジェームズ・スチュアート)を自分の助手として呼び寄せる。しかし、やって来たトムは正義感はあるが丸腰の変な奴。全く頼りない若者に思えたが・・・。 | [投票] |
★4 | 三人の女性への招待状(1967/米) | ヴェニスの舞台興行主セシル・フォックス(レックス・ハリスン)は自分が過去に愛した女性達を招き、老い先短い自分の遺産を分配することを思い付く。招待されたのは大富豪の娘シェリダン夫人(スーザン・ヘイワード)、スター女優マッギル(エディ・アダムス)、伯爵夫人ドミニク(キャプシーヌ)の三人。彼の愛を独り占めして遺産を独占しようとする女性たちの駆け引きが始まる。フォックス自身も俳優のマクフリー(クリフ・ロバートソン)を執事として臨時に雇い入れて、なんやら腹積もりがありそうな気配・・・。(133分) | [投票] |
★4 | ラスト・シューティスト(1976/米) | 早射ちで鳴らした老ガンマンのブックス(ジョン・ウェイン)は旧友の医者(ジェームズ・スチュアート)から癌を宣告される。未亡人(ローレン・バコール)が経営する下宿屋で残り僅かな余生を静かに送ろうとするが、下宿屋の息子(ロン・ハワード)に正体を見破られ噂は町じゅうに広まってしまう・・・。実際に癌でこの世を去った西部劇の大スター、ジョン・ウェインの遺作。(99分) | [投票] |
★4 | スケアクロウ(1973/米) | 南カリフォルニアのハイウェイで知り合ったマックス(ジーン・ハツクマン)とライアン(アル・パチーノ)。 マックスは短気な性格が原因で懲役刑となり出所してピッツバーグへ向かうところ。ライアンは船員生活を終えて妻と子供がいるはずのデトロイトに帰るところだった。二人は共に旅をするうちに、お互いを必要とするようになるが・・・。カンヌ映画祭でグランプリを受賞したロード・ムービー。(112分) | [投票] |