Yasuさんのあらすじ: 投票数順
あなたに言えなかったこと(1995/米=スペイン) | 恋人を追いかけてオレゴンの田舎町に引っ越してきたアン(リリ・テイラー)は、その恋人が東欧に転勤になり、もう自分を愛していないということを知った。絶望のあまり自殺を図ったが一命をとりとめた彼女は、救いを求めて電話相談の番号をダイヤルする。彼女の話相手になったのはボランティア相談員のドン(アンドリュー・マッカーシー)だった。毎日無感動な日々を送っていたドンだが、アンと何度か電話で話すうち、会ったことも見たこともない彼女に徐々に惹かれるようになっていく。しかし一方のアンは、まだ振られた恋人のことが諦められずに…。スペイン出身のイザベル・コヘット監督の第2作にしてアメリカ進出第1作。 | [投票] | |
林檎の木(1992/独) | レーナ(アンナ・サンダース)は東ベルリンからほど近いポツダムの町に生まれた。成長してリンゴ農園で働くようになったレーナ(ヨハンナ・シャル)は、配管工のハインツ(トーマス・ビュヒェル)と結婚する。共産党の役員であるジエンケ(ウド・クロシュヴァルト)の依頼で彼の病気の妻の世話をする彼女は、やがてジエンケに言い寄られるようになっていた。快く思わないハインツは公の席でジエンケや党への不満をぶちまけ、逮捕される。しかしハインツは警察から、ジエンケがレーナと共に西側へ亡命する計画だという情報を聞かされるのだった。そしてハインツは、釈放の代わりに二人の行動を逐一監視するようになる。 [more] | [投票] | |
古井戸(1987/中国) | 中国・山西省の山奥にある老井村は、地質のためか井戸を掘っても掘っても水が出ず、毎日10キロ離れた井戸まで水を汲みに行かなければならない場所だ。村の青年、ワンチュアン(旺泉、チャン・イーモウ)は決意する。「この村に水の出る井戸を掘る」。そんな彼にはチャオイン(巧英、リャン・ユイチン)という恋人がいた。しかし家が貧しいワンチュアンは彼女と引き離され、金と引き換えに後家の女性のもとへ婿入りすることになる。やがて、引退が近づいた村の共産党書記が、任期中に何としても村に水を出そうと、学歴のある若者たちで地質調査団を編成させる。その中にはワンチュアンだけでなく、チャオインも含まれていた…。 [more] | [投票] | |
白い犬とワルツを(2002/日) | 40年連れ添った妻(藤村志保)が亡くなった。一人残された夫(仲代達矢)を心配する娘たち(若村麻由美・南果歩)をよそに、その夫はある思いを胸に抱いていた。それは生前の妻と交わしていた約束だった。妻の葬儀の後から夫の前に現れるようになった白い犬に励まされるように、夫はその約束を実行しようとする。しかし娘たちにはその真意が分からず、白い犬も彼女たちの目にはとまらない。それでも、彼は娘たちの制止を振り切るように、白い犬と行動を共にする。それは妻だけでなく、昔に事故で亡くしていた彼の一人息子に対する約束でもあったのだ。 | [投票] | |
巴里祭(1933/仏) | 7月14日の革命記念日(日本では“パリ祭”として知られる日)を目の前にして浮かれるパリの街の片隅に、タクシー運転手のジャン(ジョルジュ・リゴワ)と花屋のアンナ(アナベラ)のカップルがいた。しかし二人は些細なことでケンカになってしまい、さらにジャンのところに昔の女・ポーラがひょっこり戻ってきたのをアンナが誤解して、二人の仲は疎遠になっていく。やがて母親が亡くなったアンナは店を畳み、ジャンは運転手を辞めてポーラと共に裏社会に足を踏み入れるようになり…。[97分/モノクロ/スタンダード] | [投票] | |
ムッソリーニとお茶を(1999/伊) | 第二次大戦前夜のイタリア・フィレンツェ。少年ルカ(チャーリー・ルーカス)の教育係である英国人女性メアリ(ジョーン・プローライト)は、この街に暮らす英国人コミュニティの一員だ。しかしやがてドゥーチェ(指導者)・ムッソリーニの台頭によって、在留外国人が次第に迫害を受けるようになり、外交官未亡人でコミュニティのリーダー・ヘスター(マギー・スミス)は、その立場を生かし、安全の保証をドゥーチェ本人から取り付ける。しかし彼がその約束を守るはずはなく、オーストリアの寄宿学校に入っていたルカ(ベアード・ウォレス)がフィレンツェに戻ってきた時、事態はヘスターの嫌う米国人女性エルサ(シェール)をも巻き込んで、さらに深刻になっていた。 [more] | [投票] | |
シャルロット・フォー・エバー(1987/仏) | かつて売れっ子の脚本家だったスタン(セルジュ・ゲンズブール)は、妻を事故で亡くして以来酒浸りになり、スランプにあえいでいた。ふさぎ込むようになった一人娘のシャルロット(シャルロット・ゲンズブール)は、母の死はスタンに責任があると非難する。思い悩むスタンは友人のレオン(ロラン・ベルタン)に相談したり、シャルロットの遊び友だちに手を出したりしたあげく、シャルロットにも近親相姦的な愛をほのめかす…。 | [投票] | |
愛のめぐりあい(1995/独=仏=伊) | 映画監督(ジョン・マルコビッチ)は次作の構想を練るため旅に出る。彼が旅の間思い返していたのは、男と女の物語だった。旅先で知り合ったシルヴァーノ(キム・ロッシ・スチュアート)とカルメン(イネス・サストル)…監督自身が出会った女(ソフィー・マルソー)…夫ロベルト(ピーター・ウェラー)と妻パトリシア(ファニー・アルダン)、それぞれの愛人であるオルガ(キアラ・カゼッリ)・カルロ(ジャン・レノ)…そしてニッコロ(バンサン・ペレーズ)と尼僧志望の若い女(イレーヌ・ジャコブ)。これら4つのストーリーを、アントニオーニが紡ぎ、ヴェンダースが繋ぐ。 [more] | [投票] | |
踊る結婚式(1941/米) | 浮気者のブロードウェイ興業主・コートランド(ロバート・ベンチュリー)は、ダンサーのシーラ(リタ・ヘイワース)に目を付け、プレゼントを贈ろうとするが、妻にバレてしまう。とっさの言い訳で振付師のロバート(フレッド・アステア)がシーラに惚れていることにするが、嘘から出た真、ロバートとシーラは急接近。こうなるとコートランドは逆に面白くない。やがてロバートに軍から召集がかかり、これで邪魔者が消えると内心ほくそ笑むコートランドだが…。 [more] | [投票] | |
われらの歪んだ英雄(1992/韓国) | ソウルに住むビョンテのもとに、小学校時代の恩師が亡くなったという連絡が入る。葬儀のために小学生時代を過ごした地方の町へ向かうビョンテは、父親の転勤でソウルからこの町へ来た時のことを回想する。小学生のビョンテ(コ・ジョンイル)が編入したクラスは、ソクテ(ホン・ギョンイン)という級長が独裁者のごとく君臨していた。試験では他の生徒に代筆をさせ、個人的な用事まで級友にやらせるソクテだが、担任をはじめ教師は誰もこのことを知らず、ソクテを品行方正な模範生だと思っていた。暗に陽に抵抗を試みたビョンテだがついに屈伏し、彼の手下となる…。[119分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] | |
クロッシング・ガード(1995/米) | 宝石店を経営するフレディ(ジャック・ニコルソン)は、かつて飲酒運転のドライバーが起こした事故で一人娘を亡くして以来酒浸りになり、妻・メアリー(アンジェリカ・ヒューストン)との結婚生活も破綻し、ただひたすらに犯人・ブース(デビッド・モース)への復讐の念に燃えていた。しかし、刑期を終えて出所してきたブースのもとに乗り込んだフレディは、ブースが未だ罪の意識を背負い、苦悩している様を目の当たりにするのだった。そんなブースに、フレディは3日間の命の猶予を与える。彼ら二人の3日間の行動そして思考を描き出した、ショーン・ペン監督第2作。[111分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] | |
対話の可能性(1982/チェコスロバキア) | 3話形式で描く、様々な「対話の可能性」。「永遠の対話」:台所用具・食材・文房具でできた3つの頭の対話。「情熱的な対話」:粘土でできた2つの頭の愛の対話。「不毛な対話」:2つの粘土の頭による対話。 [more] | [投票] | |
g:mt(1999/英) | ロンドン南東部。それぞれの世界で成功しようと誓い合った高校のクラスメート6人組。数年後、プロの写真家になったチャーリー(アレック・ニューマン)、売り出し中のミュージシャン・リックス(キウェテル・イジョフォー)とビーン(ベン・ウォーターズ)、レコード会社のディレクター・サム(スティーブ・ジョン・シェパード)と、彼らはそれぞれに明るい未来を思い描いていた。しかし、ある日チャーリーが交通事故に遭ったのをきっかけに、彼らの関係は次第にぎくしゃくするようになる。[117分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] | |
ブラック・ムーン(1975/仏=独) | 戦争が起こっている世の中から逃げようと、原野の中を一人車を走らせている少女リリー(キャスリン・ハリソン)。その途中で目撃した一角獣を彼女は追いかけ、やがて不思議な屋敷に迷い込む。中に入ってリリーが目にしたのは、ネズミと話しながら無線で外界とコンタクトを取る老婆(テレーズ・ジエーズ)、裸で動き回る子どもたちなどの奇妙な光景だった。 [more] | [投票] | |
サニー・サイド(1919/米) | チャーリー(チャールズ・チャップリン)は田舎町サニーサイドのホテルの小間使。厳しいボスに四六時中こき使われている彼は、町の娘(エドナ・パーヴィアンス)に密かに想いを寄せていた。しかしある日都会からやってきた青年紳士がホテルに泊まることになり、この紳士に彼女を取られてしまうのでは…と焦るチャーリーであった。[30分/モノクロ/スタンダード] | [投票] | |
ワイズマンとのピクニック(1968/オーストリア) | ソファ・クローゼット・椅子などの家具が野外へ出て、レコードをかけたりお茶を楽しんだり、はたまたサッカーをしたりして、人間不在のピクニックを展開。 | [投票] | |
アナザー・カインド・オブ・ラブ(1988/英=独) | イギリスのロックシンガー・ヒュー・コーンウェルの同名の曲のミュージッククリップ(本人も出演)を、ヤン・シュヴァンクマイエルが手がけた一作。ヒュー・コーンウェルがクレイアニメに! | [投票] | |
議事堂を梱包する(1996/独=仏) | ブルガリア出身の芸術家・クリストが、まだ冷戦さなかの1980年「ベルリンの旧帝国議会議事堂(ライヒスターク)を大きな布で丸ごと梱包する」という計画を発表して以来、それが1995年に実現するまでの過程を描くドキュメンタリー。 | [投票] | |
百一夜(1995/仏=英) | ムッシュ・シネマ(ミシェル・ピコリ)は映画と共に生まれ、今年で100歳を迎える老人だ。齢でだんだん記憶が薄れていく彼は、カミーユ(ジュリー・ガイエ)という学生を雇い、これまでに作られた映画の話を101日の間彼女に語って聞かせる。一方、彼女の情報からムッシュ・シネマが莫大な資産家であることを知った映画好きの若者たちは、彼の金を使って映画を作ろうと計画するのだが…。ムッシュ・シネマを訪ねる映画スターに、マルチェロ・マストロヤンニ、アラン・ドロン、ハリソン・フォード、ジェラール・ドパルデューなど錚々たる顔ぶれが並ぶほか、チョイ役でも数々の有名俳優・監督が大挙総出演。 [more] | [投票] | |
プラットホーム(2000/日=仏=香港) | 中国山西省・汾陽(フェンヤン)の町。ここをベースにする移動劇団のメンバーで幼なじみの4人、ミンリャン(明亮、ワン・ホンワァイ)・ルイジュエン(瑞娟、チャオ・タオ)・チャンジュン(張軍、リャン・チントン)・チョンピン(鐘萍、ヤン・ティエンイー)はいつも一緒に過ごしていた。やがて時代は80年代に入り、自由化の流れとともに政府から出ていた補助金は打ち切られ、劇団は金の取れるロックバンドに変わる。そして同様に、彼ら4人のつながりにも徐々に変化が生じていく。[151分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |