[あらすじ] 恐怖の報酬(1952/仏)
ベネズエラのラス・ピエドラス。最果ての地でハゲタカや毒蜘蛛と暮らす職にあぶれた男たち。その中の一人マリオ(イヴ・モンタン)と酒場の看板娘リンダ(ヴェラ・クルーゾー)は恋人同士だ。そんな地の果てに今日も一人の男が流れ着く。その男の名はジョー(シャルル・ヴァネル)。本国フランスを追われた身だ。マリオとは同じフランス人ということで意気投合する。今の生活から脱出したくとも金がない。そんな折、500キロ先の油田で火事が発生。それを鎮火するためニトログリセリンを使用することが決まり、トラック二台にそれを積んで運搬するための運転手が四人選ばれた。少しの衝撃でも爆発するその恐怖と引き換えの報酬は2000ドル。一台にはマリオとジョー、もう一台にはビンバとルイジが乗り込む。行く手には想像を絶する危険が待ち構えていた…
前半は掃き溜めの生活に生きる男たち。後半は手に汗握るサスペンス。
1953年カンヌ国際映画祭グランプリ・男優賞(シャルル・ヴァネル)、ベルリン国際映画祭金熊賞受賞。監督は『悪魔のような女』のアンリ・ジョルジュ・クルーゾー。
1977年には監督ウィリアム・フリードキン、主演ロイ・シェイダーでリメイクされた。(原題Wages of Fear)
ニトロ運搬というアイディアは『バーティカル・リミット』に踏襲されている。
ちなみに登場人物の名前マリオとルイジはあのマリオ・ブラザーズに影響を与えたという説も。
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