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[POV: a Point of View]
滲み出る暖かさに触れたくて

見ていて幸せな気分に浸れる、そんな心に染みるあったかい映画。結末がたとえ悲しくても、見ている時、あるいは見終わった後に、作品全体から醸し出される暖かさに触れることができる映画を集めました。
B★4リトル・ヴォイス(1998/英)普通じゃない』のユアン・マグレガーはいまひとつだったが、今回の内気な青年役は、はまり役。作品自体もノリのいい音楽にのってテンポよく進み、見ていてとても楽しい作品に仕上がった。投票(3)
B★4ウィズ・ユー(1998/米)本来なら3点が、少女の魅力で4点。ケビン・ベーコンの熱演もよかったし、『恋しくて』のメアリー・スチュアート・マスタースンが出ていたのには驚いた。はじめは気が付かなかった。懐かしいなあ。投票(2)
B★4エマ(1996/英=米)人物関係が少し複雑で把握しにくかったが、映像の美しさと、エマの勘違いの連続に笑え、特に後半はぐいぐい惹き込まれていった。最後はほろりとさせられる。投票(1)
B★4やかまし村の子どもたち(1986/独=スウェーデン=伊)子どもたちの表情が自然で生き生きとしていて、見ているだけで笑みがこぼれてくるあったかい映画。投票(5)
B★4太陽に灼かれて(1994/仏=露)少女の無邪気さが、厳しい物語に陽だまりを与えてくれる。彼女の笑顔をいつまでも見つめていたい。また、幻想的で震えるような映像美が脳裏に焼きついて離れない。投票(4)
B★4ショコラ(2000/米)ふんわりとした暖かさに包まれたまま、物語に安心して身を委ねることができた。血の通った人物造型、透明感のあるきれいな映像、きめ細やかな物語、ラッセ・ハルストレム監督も円熟の境地に達した感があるが、期待が大きすぎたからか、もうひとつ何か…何かが足りない気がしたのも事実。物語があまりに予定調和に収められてしまったからだろうか…。投票(18)
B★4セイブ・ザ・ラストダンス(2001/米)静かに湧きあがる情感が、たゆたうようにゆっくりと作品の底を流れていて、それがダンスシーンで表面に噴出してくる、そんなイメージを持った作品だ。初見のジュリア・スタイルズは、はじめはやや違和感を感じたが、彼女の放つ雰囲気に知らず知らずのうちに魅了され、彼女なくしてはこの作品はありえないと感じた。『センターステージ』が全編「動」だとしたら、こちらは「静」と「動」を合わせ持った作品だろう。投票
B★3七小福(1988/香港)京劇を舞台にした映画。厳しさと愛情をもって指導にあたる熱血先生の生き様が胸に迫る。投票
C★4ミュージック・フロム・アナザー・ルーム(1998/米)ラストシーンが素敵。運命を信じてみたくなる。偶然も作用するが、結局道を切り開いて、夢を実現することは、自分の意思以外の何物でもないことを教えてくれる。『ガタカ』のジュード・ロウとは印象が全く違い、ごくふつうの青年役もさわやかでいい。投票
C★4ふたり(1991/日)原作のイメージとは大幅に違う作品世界となったが、独特の幻想味溢れる映像は、かなり気に入っている。物語が進むにつれて、この世界から抜け出したくないという気持ちになった。投票(3)
C★4フランスの思い出(1987/仏)少年ルイの多感な感情を胸に押し込んだような控えめな表情が何とも言えずいいし、ペロの内に隠してはいるが、滲み出るような優しさに惹かれ、少女マルチ−ヌのあけすけな性格とは裏腹な最後に見せる寂しげな姿が胸を打つ。大人になっても忘れられない、忘れたくない記憶を鮮やかに浮かび上がらせた、心に染みる作品。投票(1)
C★4コーカサスの虜(1996/露=カザフスタン)舞台が戦時下なので、はじめは見ているのが少々つらかったが、主人公二人の人物像が魅力的で、少女の存在感が渇いた作品に潤いを与えてくれる。突きつけられた現実は限りなく重たいが、未来へと向かう視線は微かな希望が感じられた。 投票(4)
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