[POV: a Point of View]
外道!ああ実感 怪人・野坂昭如の人生
大島渚を殴ったその時から俺はこの人に惚れていたのか。右も左も鳥肌実もぶっとばす裏街道のカリスマ。 A;原作(未登録『スクラップ集団』『極道ペテン師』『喜劇負けてたまるか』他) B;出演(未登録『喜劇頑張れ日本男児』『日本の首領 野望編』) *『バージンブルース』では主題歌と特別出演も果たしております。 C:楽曲使用
A | 遊び(1971/日) | (トーキン・アバウト・)マイ・ジェネレーション。 [review] | 投票(2) | |
A | 「エロ事師たち」より 人類学入門(1966/日) | 今村昌平と野坂昭如の共通点は、他人の深刻な不幸を徹底的に戯画化して笑いを誘いながらも、其処に嫌味を感じさせず、むしろ愛情や親近感を感じさせてしまうところにある。そんな彼らの、虚飾とは無縁の、廃墟のような優しさに俺は憧れ続けるのである。いつかはこんな風に、と。 | 投票(1) | |
A | 火垂るの墓(1988/日) | 学校では何があろうとウ○コしなかった少年時代を想うに清太少年の意地を無下にできない。野坂昭如氏の「平成唱歌集」は面白いですよ。 | 投票(7) | |
A | バージンブルース(1974/日) | 秋吉久〜美子、ノ〜、リ・タ〜ン♪ 野坂ファン必見です。 [review] | 投票(2) | |
A | とむらい師たち(1968/日) | 原作と演出陣の笑いのツボが決定的にズレてる。(つまりサイケやシュールとドタバタの違いだ。)野坂文学映画化作品としては今村組のそれより大きく劣る。 [review] | 投票 | |
B | 幕末(1970/日) | 錦ちゃんの竜馬と仲代の中岡慎太郎、志士の志と役者魂でなかなかそう出来ないのは判るが、幾らなんでもしつこいぞ、はよ死ねい。 | 投票 | |
C | アフリカの光(1975/日) | |||
C | 現代やくざ 血桜三兄弟(1971/日) |
1930年鎌倉生まれ。生後三ヶ月で母を亡くし母の妹夫婦のいる神戸に養子に出される。45年の空襲でその養父母を失い福井へと疎開するがここで義理の妹を栄養失調で死なせてしまう(『火垂るの墓』参章)。これを転機に祖母のいる大阪へ移り、ここでGI相手の売春斡旋や闇市商売での生活を覚える。この頃まだ16歳。20歳になり早稲田入学するもアル中で直ぐ中退、インチキ商売にも身を染めていたそうだ。25歳になると作家集団「冗談工房」のマネージャーに就任、マスメディアの裏方で活躍。29歳で独立後、コラムやCMソングを多く手掛け「プレイボーイ入門」はベストセラーに、また「おもちゃのチャチャチャ」の作詞でレコード大賞作詞賞を受賞。そして初の小説『エロ事師たち』を発表する。その後は歌手デビューも果たし「黒の舟歌」「マリリン・モンロー・ノーリターン」などのシングルヒットを飛ばす。この頃から政治活動にも乗り出すがこちらの成果は芳しくない。何か祝いの席で見せた大島渚との乱闘は、当時少年だった俺の記憶に今でも鮮明に残っている。バブル崩壊後はインディーズ魂が若者に受け音源が相次いでCD化、ディスク・ユニオンでイベントまで開かれる始末。あぁ行っておけば良かった。最近話題の鳥肌実なんてこの人を前にしたらまだまだ餓鬼同然、と思います。
この映画が好きな人達このPOVを気に入った人達 (4 人) | は津美 AONI ボイス母 リーダー |