[POV: a Point of View]
−チャンバラ映画の浮世絵師−三隅研次
大映時代劇を支えた職人監督の中でも、ひときわ異彩を放った三隅研次。血生臭く殺伐とした内容でも、浮世絵のような極彩美と大胆な構図。「刀」をこれほど妖美かつ恐ろしく撮る監督を他に知らない。『座頭市』シリーズや『子連れ狼』シリーズ等、世界(特に香港アクション)に与えた影響は計り知れず。54歳という早すぎる死が時代劇衰退を早めた? <<A:市川雷蔵主演作 B:勝新太郎主演作 C:若山富三郎主演作 D:長谷川一夫主演作 E:その他作品>>
| E | 新女賭博師 壺ぐれ肌(1971/日) |
1921年3月2日京都生まれ。41年立命館大学を卒業後、日活京都撮影所に助監督として入社。42年に応召され満州に赴き、終戦後はシベリア抑留を経験して47年に帰国。大映京都撮影所の助監督となる。伊藤大輔、衣笠貞之助、吉村公三郎といった巨匠に師事し、54年『丹下左膳・こけ猿の壺』
で監督デビュー。次第に頭角を現し、特に市川雷蔵と組んだ『斬る』『剣』『剣鬼』の<剣三部作>で評価を高める。その後、『座頭市』シリーズ、『眠狂四郎』シリーズといった大映看板シリーズの中でも代表作と呼ばれる作品を数多く生みだす。大映倒産後も、勝プロで『子連れ狼』シリーズを担当しヒットさせたが、75年9月24日、閉塞性黄疸で死去。54歳の若さであった
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