[POV: a Point of View]
私撰・イラン映画十傑Yasu's private selection: 10 Iranian movies
A | サイクリスト(1989/イラン) | 金を稼ぐためには自転車に乗り続けることしかできない主人公。彼は矮小で、しかし同時に偉大でもあり、卑しくもありまた気高くもある。その姿には嗚咽をこらえられない。[パルテノン多摩小ホール] | 投票 | |
A | 少女の髪どめ(2001/イラン) | 自分の持てる全てを捧げたからといって、それが自分の思い通りになるとは限らない。しかし、本当の愛というものは、私利私欲などというものを超越したところにある。自分の思いを忘れることができた者だけが、その境地に達せるのだ。[国連大学ウ・タントホール (試写会)] | 投票(1) | |
A | 運動靴と赤い金魚(1997/イラン) | アラーは自ら助くる者を助く。[Video] [review] | 投票 | |
A | 酔っぱらった馬の時間(2000/仏=イラン) | カンヌ・カメラドールは伊達ではなかった。最近のイラン映画に多い社会派の視点ではあるけれど、ドラマとしての作りも忘れてはいない。[ユーロスペース1] | 投票 | |
A | パンと植木鉢(1996/仏=イラン) | マフマルバフは未来への希望を若い世代に託した。その象徴が「パンと植木鉢」なのだろう。[パルテノン多摩小ホール] [review] | 投票(3) | |
A | 白い風船(1995/イラン) | この世の中は、無関心とほんのささやかな善意で成り立っている。[Video] | 投票(1) | |
A | 桜桃の味(1997/イラン) | イラン人、クルド人、アフガン人、トルコ人。それぞれ環境は違えど一様に主人公の説得に回るあたり、生に対する絶対的な価値観が感じ取れる。そして、やっぱりトルコ人のじいさんが最高に渋い。[Video] | 投票(1) | |
A | クローズ・アップ(1990/イラン) | たぶん偶然なのだろうけど、キアロスタミはすごいネタを拾ったものだ。ヤラセ満載なのに、それでもなんと映画的な作品になっていることか。[パルテノン多摩小ホール] [review] | 投票(1) | |
A | 柳と風(1999/日=イラン) | 少年とガラスの話なんてずるいよ。こっちはハラハラドキドキするしかないじゃないか。[Video] | 投票(2) | |
A | 友だちのうちはどこ?(1987/イラン) | 人の話をまるで聞かないくせに問答無用な大人たち。その中でこそ少年の思いやりは活きる。[Video] | 投票(1) |
このPOVを気に入った人達 (2 人) | 町田 Santa Monica |