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OKさんのコメント: 更新順

★2Dr.Tと女たち(2000/独=米)人物群像が「迷惑な女たち/情けない男たち」的な図式に終始して、伝わるのは厭世感ばかり。『ショート・カッツ』がきわどいバランスで成り立っていたことを再認識した。[投票]
★4ボビー・フィッシャーを探して(1993/米)子役の使い方がきわめて自然で巧妙。大人たちの期待を背に受けるチェスの天才少年の立場は、映画の撮影現場で少年が置かれるだろう環境と重なり合う。[投票(1)]
★3アパートメント(1995/仏=伊=スペイン)モニカ・ベルッ チが抜群に綺麗。筋書きはヒッチコック的なひねりを盛り込みすぎて転倒しているような気もする。[投票(2)]
★3ベレジーナ(1999/スイス=独=オーストリア)ヒロインのわざとらしい天然ぶりが素敵。冗談としか思えない落とし方も悪くないのだけど、群像コメディならもうちょっと緻密に伏線を張っても良いのではと思った。[投票]
★2渦(2000/カナダ)冒頭、ヒロインの青い瞳に引き込まれる。筋のひねりかたは『パルプ・フィクション』以降のありがちな傾向で新味は感じなかった。[投票]
★4アメリ(2001/仏)独特の奇妙で自閉的な作家性と、わかりやすいラブコメ 路線の筋立てが適度に溶け合って心地よい。たださすがにナレーションが多すぎて、映画というよりも凝った紙芝居を見せられているような感じは否めなかった。[投票(1)]
★4フリークス(1932/米)残酷な寓話。ほんとうの醜さとは何だろうか。いま観ても全然古びていないのに感心する。[投票(1)]
★4青い夢の女(2000/独=仏)フィルム・ノワール的な「蒼い」映像のもとでどたばた喜劇を展開する佳作。確信犯的に肩の力を抜いた雰囲気が愉しい。[投票]
★3エル・スール −南−(1983/スペイン=仏)美しい映像とは思うものの、さすがにモノローグが多すぎて興醒め。ほんとに「未完」の作品という印象だった。[投票]
★2ギター弾きの恋(1999/米)偽ドキュメンタリー風の導入とレトロな駄目男ものの本編がちぐはぐ。ショーン・ペンは好きなんだけど、似合わないコスプレをやっているようにしか見えなかった。[投票(1)]
★5陽だまりの庭で(1995/仏)美少女の孫娘に萌えていたら大変なことに。フランス人らしいひねくれた諧謔が冴える、ファンタジックで奇妙な味の戦争寓話。『ライフ・イズ・ビューティフル』がぬるかった人はこれを観るといいのでは。[投票(2)]
★5まぼろしの市街戦(1967/仏=伊)奇跡のような映画。現実を超えた何かを本当に見せてくれるのが映画の素晴らしさなんだと、改めて実感させられる。[投票(1)]
★4オー・ブラザー!(2000/米)赤ちゃん泥棒』路線のおおらかな南部ほら話。ジョージ・クルーニーはとても良かったけど、コーエン兄弟の作品としては安定路線の水準作かな。[投票(1)]
★3ロスト・ハイウェイ(1997/米)「悪夢」をそのまま映像化したような不条理さはこの監督らしい。ただ『ブルーベルベット』と人物配置がかぶりすぎなのはどうなのかなと。[投票]
★3ルナ・パパ(1999/日=独=オーストリア)タジキスタンの風景は美しかったけど、あからさまにクストリッツァ風の田舎ファンタジック・コメディで新味は少ないかな。[投票(1)]
★4ミリィ 少年は空を飛んだ(1986/米)思春期ホームドラマの枠組みで語られる『ピーター・パン』。おとぎ話と日常生活が溶け合う瞬間。隣の家の少女ルーシー・ディーキンズがとても可愛い。[投票]
★5ブルーベルベット(1986/米)これはデヴィッド・リンチ流のフィルム・ノワール論なのだと思う。白々しいほどまばゆい「郊外」と「学園」の平和な日常のすぐ隣に、「犯罪」「ギャング」「淫蕩な女」の禍々しく謎めいた闇の世界が口を開けている。[投票(3)]
★5アンブレイカブル(2000/米)きわめてひねくれたヒーローもの。荒唐無稽で漫画的な話をいかに日常リアリズムの文法を踏み外さないで撮るか、という作劇の綱渡りが刺激的。かっとんだ動機にびびりつつ歪んだ笑いが浮かぶ。[投票(3)]
★3ゴーストワールド(2000/米)主人公の人物像が最後まで変わらないので単調。自分を投影できればはまれるんでしょうね、という以上の感想は持てなかった。随所の小ネタは良かったけど。[投票]
★4惑星ソラリス(1972/露)SF映画の名作というより、静謐で美しいゴースト・ストーリーのように思えた。[投票]