くたーさんのコメント: 更新順
刑事コロンボ 白鳥の歌(1974/米) | 何気に演技に味があります。葬儀屋。 [review] | [投票(1)] | |
風と共に散る(1956/米) | ダグラス・サーク初体験。ということもあり、迂闊なことは言えない気もするけど、これはもう、あえて今の気分で褒めちぎります。それぞれのシーンが網膜に焼きついて離れません。 [review] | [投票(4)] | |
ゾラの生涯(1937/米) | フィクションと断りを入れた上で、焦点を絞って描かれた擬似伝記映画。その狙いがあまりにも伝わり過ぎて、舞台がフランスであることを忘れてしまいます。いつ誰かが「自由の国アメリカ万歳!」と言い出すんではないかと。 [review] | [投票] | |
暗殺者の家(1934/英) | 邪道な楽しみ方ですが、全てを見終わった後でもう一回冒頭に戻ることをオススメします。冒頭の10分余りが、言ってみれば映画の裏の解決篇。 [review] | [投票(1)] | |
ヒッチコックのゆすり(1929/英) | 何だか誰にも迂闊に肩入れ出来ずに、薄気味悪ささえ覚える。しかも物語自体も消化不良気味。でも、そんなことは映画の面白さにはほぼ無関係なのは、ヒッチたる所以。 [review] | [投票(3)] | |
私は告白する(1953/米) | ヘタすると、ダラダラと説明の羅列で終わりそうな物語を、編集、構成、アングルでしっかり引き締め、牧師の自転車など細かい遊びの要素で膨らみを持たせているトコロなどは、さすがの手練。しかし今回は、物語自体も面白かったです。 [review] | [投票] | |
ロープ(1948/米) | 密室のワンカットの試みということで、場の空気はもとよりヒッチ特有の「人の悪さ」までもが、コッテリと煮詰まっている。気がする。 [review] | [投票(6)] | |
花田少年史 幽霊と秘密のトンネル(2006/日) | 日テレが『三丁目の夕日』で得た勝利の方程式を意識したがために、各エピソードのベクトルが一貫性に欠ける印象。これまた三丁目的なノスタルジックな音楽の衣で、うやむやに纏めあげてませんかね。 [review] | [投票(2)] | |
隣の八重ちゃん(1934/日) | 垣根を軽やかに越えての、二家族が織り成すアンサンブルが楽しい。でも、列車や雷など、音のアンサンブルはちょっとやり過ぎ。ただでさえセリフが聞き取りにくいのに。 [review] | [投票(1)] | |
風の中の子供(1937/日) | 過剰に構われない子供たち。大人たちの世知辛い社会にワケも解らず巻き込まれながら、それでも自分で踏ん張って力強く生きてかなきゃならない。子供だってツライのだ。 [review] | [投票(2)] | |
地球の静止する日(1951/米) | 設定や展開の穴も少なくないので、面白いけど多少古いかなぁ、という印象はある。ただ、全てを古いで片付けられない部分もあり、その部分に暗鬱とさせられる。結局のトコロ人間というのは、何かしらの枷がなければ自滅するように出来ているのだろうか。 [review] | [投票(1)] | |
バルカン超特急(1938/英) | 冒頭のホテルの上下で起きる出来事から、車内の魅力満載の右往左往を経て、クライマックスの前後の攻防へ。車輪の定則回転に合わせたかのような一定のリズムで語られる極上のサスペンス。もはやレールから降りることはできません。 [review] | [投票(8)] | |
逃走迷路(1942/米) | 不信の時代。やがて戦いは終わり、民主主義の勝利が高らかに告げられた後も、なおその不信は終わらないことを彼らは知らない。 [review] | [投票(3)] | |
ファミリー・プロット(1976/米) | 遺作だからどうこうというのは、邪道な意見なのかもしれないけど、それでもコレは思い入れなしに観ることができません・・・。 [review] | [投票(5)] | |
イン・ハー・シューズ(2005/米) | 「靴が人となりを語る」。もしくは「言葉にしない心情は靴が語る」。前半までは確かにそういうスタンスが伺えたけど、もっと「靴」が雄弁になっても良かったのでは、と思う。 [review] | [投票] | |
Shall we Dance?(2004/米) | 申し訳ない。リチャード・ギアに対する偏見は、自分の中では未だ健在。 [review] | [投票(1)] | |
間違えられた男(1956/米) | 現実の顔したでっちあげの数々を、有無を言わせず淡々と突きつけられる、拘留から保釈に至るまでのクダリが特にスゴイ。仕舞いにはヘンリー・フォンダの焦り顔が、カフカの小説の主人公のようにさえ見えてくる。 [review] | [投票(3)] | |
マーニー(1964/米) | 最初の金庫破りのシーンや精神分析のシーンを始めとして、やはり見ドコロがそこかしこにあるのだが、個人的にはラストの真相バラしがオーソドックス過ぎて物足りなかった。 [review] | [投票] | |
悪魔の手毬唄(1977/日) | 少々情緒過多だっていいんです。壁や畳のシミまでもが無性にもの哀しい。横溝映画の代表作というよりも、これはあくまで日本独自の土壌を肥やしに咲く、数奇な「メロドラマ」の(決して多くはない)傑作として、記憶しておきたい。 [review] | [投票(4)] | |
断崖(1941/米) | 窓枠や階段が織りなす、屋敷内に執拗に張り巡らされた格子状の影。ジョーン・フォンテーン、あなたは籠の中の小鳥なのか、蜘蛛に絡めとられる哀れな蝶なのか。 [review] | [投票(1)] |