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ナッシュ13さんのコメント: 更新順

★3ヒルズ・ラン・レッド 殺人の記録(2009/米)他のスプラッタと一味違うのは、作り手がホラー映画の存在意義を弄ぶという意図したメッセージがあること。メイキングを観ると尚更で、殺人鬼etcの立ち位置が面白い。地味ながらも「ホラー(バカ)映画脳」を十分に感じられる作品だと思う。 [review][投票]
★3アメリカン・パイ in ハレンチ教科書(2009/米)ひたすら下品でも、恋愛モノとして落とす一流の業が求められるところだが、勿論1作目には到底及ばず。しかし若干の原点回帰のおかげで、おなじみのパパの登場然り、終わってみれば爽やかな話に。ここ数年のシリーズでは随分マシな作品である [review][投票]
★3ビッグホワイト(2005/独=カナダ=ニュージーランド=米)役者揃いの本作だが、真っ白な舞台での演技が際立って思いがけない効果を発揮する。「完全犯罪」を描くにはテーマに乏しいが、俳優の巧さと、起伏に富んだ展開がカバーする。残念なのは、それでもやっぱり雪に埋もれそうな作品である点か [review][投票(1)]
★4スペル(2009/米)ライミの魅力は、ホラー映画の古典を貫きつつ、おっかなびっくりオモチャ箱として堪能させてくれる所だ。この作品、本国ではPG-13である。純粋に映画好きの為の娯楽が詰まっている。個人的にはローマンあってこその作品としても評価したい[投票]
★3オブザーブ・アンド・レポート(2009/米)薄っぺらなプロットがセス・ローゲンを苦しめる。彼が妙な正義を振りかざす主人公を演じても、脇役が甘いし、浮いてしまうだけなのが非常に残念。純粋にダメ男が奮闘するコメディの域に留まるには本当に勿体無い素材の数々だと思う。 [review][投票]
★3モーテル2(2009/米)多少練られた導入部のおかげか「最初の犠牲者」はまずまずの見応え。構成って大事です。狙う側が手馴れてないにしろ、もう少し犯人らしく、変態らしくいて欲しかったが。運悪くとっ捕まえられたホラーとして、これ単体としては無難な出来。 [review][投票]
★3ディセント(2005/英)洞窟内の狭さや息苦しさといった緊迫感あふれる演出は見事だ。女性の心理面を巧く突き、スプラッタと絡ませて化学反応させてしまう思い切りの良さ。暗闇主体のホラーは好きではないが、熱くなれました。クケケケケ…っていう呻き声が素敵よ [review][投票]
★3バイオレンス・レイク(2008/英)湖はあまり関係ない追いかけっこスリラー。結局、子供相手か大人相手かで感想が大きく変わる。この作品はセオリーの逆を突き進む意欲作だと思うが、ヤリすぎな子供達と対峙するシーンはもっと必要。報復、復讐、どう描くのかは別としてだ [review][投票(1)]
★3ミラーズ(2008/米)日本でも時に鏡は怖い話の題材になったりするが、どこか馴染みやすく、また手堅い作り。なんだけど…大味すぎやしないか?アジャの恐怖へのアプローチは興味深いしSFXも満足できただけに、プロット面が少々置いてけぼりを食らっているかと [review][投票]
★440男のバージンロード(2009/米)やはりダメ男が似合ってしまうポール・ラッドにこの脚本あり。結婚を目前にして親友作りに奔走する40男の奮闘?とまではいかないが、ゴタゴタを一緒に体感できる巧い作りになっている。良き理解者(フィアンセ)に恵まれてて羨ましいぞ [review][投票]
★4イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008/米=豪)同じ題材で「NOマン」を製作したら、それはそれで面白いだろうが、YESこそ「どう転ぶか」の第一歩ってことで。無論、最も言えるのは自分らしくってこと。やりすぎ!!くらいの描写が丁度良い。コメディアンなジムが炸裂してるのもグッド。 [review][投票(1)]
★3ぼくたちの奉仕活動(2008/米=独)バカコメディが良い話へと転ぶ典型。相変わらずパーティが似合うSWSと、駄目っぷりを好演で発揮するP・ラッド。なかなか良い。新鮮味のない脚本も、終わってみれば個性的だったかもしれない…。ポイントは、やっぱりあの模擬LOTRですよね[投票]
★3ライラにお手あげ(2007/米)ファレリー兄弟モノとして、前作の反動なのか、「適当」にぶっ飛んだプロット。現代の恋愛における極端な教科書といってもいいが、どうもベンが上手く噛み合ってない。劇中同様、振り回されているというか、ちょっとイヤな奴というのがな…[投票]
★4ファニーゲーム U.S.A.(2007/米=仏=英=オーストリア=独=伊)どこらへんが「ファニー」なのか、そして「ゲーム」なのか。ふと、考えてみる。理不尽なまでの暴力、陵辱に容赦は無い。全てが裏目、裏目。私の娯楽ホラーで麻痺された感覚が一気に蘇ってきた感じだ。以上、ハネケに操られて良い気分。 [review][投票(1)]
★2アライブ(2008/独=カナダ=米)コンセプトは分かるが何もかもが薄っぺらで台無し。主婦の苦悩や犯人の思惑など、描くべき要素を欠落させるとここまで駄目な作品になるのかと勉強になりましたよ、っと。キムおばさんも色気皆無で、無駄遣いです。なんだか哀れに映ってしまう [review][投票]
★326世紀青年(2006/米)バカだけど哲学的、アホだけど理論的だ。ゴミ化した人類はちょっとカルトです。「ビーバス&バッドヘッド」「キング・オブ・ザ・ヒル」のマイク・ジャッジが監督、そして配給はFOXという、ある意味で「本気」の映画とも言えるな。[投票]
★3ロードキラー マッドチェイス(2008/米=カナダ)まさかの7年ぶりの続編。元々は『激突!』を意識したシリーズのくせして、流行の拷問系ホラーに成り下がっている時点で底が知れている。ま、テンポよく進むのが救いか。でしゃばりな殺人鬼は正直言ってトレーラーの外には出て欲しくなかったな [review][投票]
★3ラストキス(2006/米)主人公に共感できないのは仕方ないとしてだ…。人間、ありのままの感情で生きることの難しさ。素晴らしいことだけど、一筋縄ではいかないもの。「結果」よりも、それに至る「過程」が重要。恋愛を軸に、人生へのアプローチに優れた隠れた佳作。 [review][投票]
★4スモーキング・ハイ(2008/米)台詞がいちいち笑えるローゲンの笑いが全ての脚本は、正直いってアクションより輝いている。事件そのものに派手さはないが、2人の掛け合いだけで大満足。ハイになってるというか俳優として覚醒しているジェームズ・フランコは一見の価値あり [review][投票]
★4僕らのミライへ逆回転(2008/米)ゴンドリーにテストされているような感覚もあるが、小難しいコト言わず、「映画」を楽しむ。チグハグな世界観はどこか寓話的で、この作意は正解だと思う。単なる感動話とは一線を画すかな、と。新文芸坐で鑑賞しましたが感動も3割増しでした [review][投票]