★4 | 戦争の犬たち(1980/米) | 大分、戦闘にしか人生を見だせない男の話としては緊迫感が足りない気もするが、嫁に振られて戦場に戻ろうとするウォーケンと、軽薄を装うベレンジャーの線の細さに、はみ出し者”儚さ”や”弱さ”が滲んでいて、ちょっとホモっぽい所も含め、妙な色気だなと。
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★3 | オーバー・ザ・トップ(1987/米) | 安さ爆発カメラのサクラヤ〜♪
なのだが、この映画はスタローンだけで出来ていのだ。
他の物はストーリーも、演出も何もいらない。
そう云う映画です。
この当時までは、スライにはその神通力があったと
しかし、最後の大勝負、ロビンザンダーが歌う主題歌In this coountoryのイントロで〆るとは。爆笑しちゃったよ。カッコイイーwwwみたいな
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★4 | 最も危険な遊戯(1978/日) | 優作ちゃーんw夢が詰まり過ぎてるよーww
これじゃ、最も危険な童貞遊戯だよーww
ってな感じで、爆笑に次ぐ爆笑の俺カッコイイーが続く。
笑い疲れてラストを迎えると、どてらの優作ちゃんが、
「カッコつけてないであん時抱いときゃ良かった・・・!」と渋谷を走る訳です。
全部、おっしゃる通り童貞の妄想みたいなもんですよと。
こう云う時、ホント松田優作って侮れないと思う。
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★4 | ブロンコ・ビリー(1980/米) | 俺のやってた事はウェスターンショウみたいなもんだ。
だが、ショウにも真実はある。
イーストウッドの諧謔。 | [投票(2)] |
★4 | 野獣刑事(1982/日) | 闇と光。そこに浮かび上がるロングコートの男。本作と同年公開のブレードランナーとのシンクロニシティ。しかし、分が悪い。映画を新しいフェーズに進めた彼の作品をスタイリッシュに走り抜けたハリソン・フォードと比べて、この緒方拳のすわりの悪さ。コレはどこから来るのか?
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★3 | 極道の妻たちII(1987/日) | 岩下志麻は企画意図に委ねた。三田佳子は相方のショーケンに委ねた。その間にある十朱幸代は自分を貫いた。それ故、間に位置する本作は「極道の妻たち」と云うよりは、80年代を通して彼女が演じた一連の宮尾登美子作品のような手触り。主演と云う事がどういう事か。当時の邦画とは、バブルに沸く日本が、来るグローバル社会を覗きながらも、良くも悪くもこう云うモノだったのだと、本作は伝える。 | [投票(2)] |
★3 | エイプリルフールズ(2015/日) | この話はもっと一つ一つのエピソードを「非喜劇」として真剣に演出しなきゃダメなんだと思う。
個々の爆笑ストーリーが「一つも笑えないいじましさ」として集積して行って、最後に何故か「人々」のストーリーとして感動「してしまう」事が肝な訳で、最初からそれらの構図が俯瞰されてしまっている監督の視線の持ち方が残念。
良く出来た手品のネタなのに下手な手品師の所為で観客の方が先にオチが判っちゃった感じ。 [review] | [投票] |
★3 | 秒速5センチメートル(2007/日) | 夢が詰まり過ぎてて息苦しい。なのに笑える。
5点つける以外にないのではないか?とマインドコントロールされそうだった。
でも僕は3点をつける事で自分の中の自意識と折り合いをつけたんだ・・・
と、あの口調でコメントしてしまう
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★5 | 暗い日曜日(1999/独=ハンガリー) | 秘すれば華。華には闇を形どった華もある。といった所か。
あくまで三人話であるところ。最後にオチを付けたところ。あまりにも大きな時代の闇をサスペンスの形に収めようとした。且つ収まらりきらない事も同時に描いた。そのイビツさが秀逸。 | [投票] |
★5 | ラストエンペラー(1987/英=中国=伊) | 一切はバッタの夢。ラスト、玉座を眺めるローンの表情。権力も罪も全てを知り全てから切り離された男のそれ。見事としか言いようのない筆致。映画が終わっても映画が追ってきた時空に取り残されたように受け手もまた玉座を眺める。マジック。 [review] | [投票(5)] |
★3 | 言の葉の庭(2013/日) | 最後のキレ方がつながってないよねえと。
劇中、一度でも童貞君が下心を出していれば成立したと思うが。
最後まで朴念仁だったのにそこまで忖度しろと云うのは乱暴だと。
その傲慢さは、受け手に対しての送り手のそれと相似形。
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★4 | 十三人の刺客(1963/日) | 品格。ここにあって、自分たちが失ったものについて考えちゃいました・・・。戦なき時代の侍が、砂ぼこりに塗れて走る決戦でググッと込み上げる波が。なのに、殿成敗に至って、急に知恵蔵ワールドがw笑っちゃいました。待ってました!のところなんだろうけどね。それまでのスピード感が。でも、カッコ良かったですよ。映画ですよ。ホントの [review] | [投票(2)] |
★5 | タンポポ(1985/日) | ひとネタ毎にズルいなぁwwと思ってしまう。兎に角、ラスト三々五々去って行くメンバーが良いんですよ。いそいそ去る加藤善の後ろ姿も、桜金造のニヤリも、早く来いよと急かす渡辺謙の何故かふて腐れたような顔も、走り去るトラックから小さくなる力也の人懐こさも。何より、皆の成し遂げた感から、ちょっと阻害されたような山崎努の所在なさがね。泣けます。何故か。名作
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★3 | 肉体の門(1988/日) | ほとんど、つか劇団の芝居。鬼龍院華子の生涯、陽暉楼、櫂、薄化粧と梯子して、ここで盛大にズッコケた。嫌いになれないw | [投票] |
★4 | 私の男(2013/日) | 同じ座標の別のレイヤーを生きる二人
女は自分の縁を触るように生きる
その形は男に与えられたものだが彼女には無限だ
与えた男は動機を失っている
完成した形はその途端に自分とは別の物になった
男女の原型か | [投票(2)] |
★3 | 君の名は。(2016/日) | 今まで私小説というか、告白みたいな映画を撮っていた監督が、とてもウェルメイドな娯楽映画を作った事に驚く。
しかし、主人公の二人があそこまで必死に惹かれあう理由はなんだったんだろうか?
俺は、命がけで三葉を追えなかったなあ
恋を描く様でいて恋に恋する映画って感想 | [投票(3)] |
★4 | フューリー(2014/米) | 見終わって何かモヤモヤここにあるんだけど、黙示的でストーリーやいわゆる名場面的な画が示唆する事もない。
タイトルだけがポツリとあって、そういう意味ではこの映画の存在そのものがそれを示すのか?
この怒りは誰の何に向けられたものか? | [投票] |
★4 | シルクウッド(1983/米) | 写る全てがなんかキラキラしてるんですよ。何もかもが。で、そこに暗黒が忍び寄ってくる。でもそれは忍び寄って来るんじゃなくて、実は最初からそこになる物が顕在化しただけなんですよ。そう思うと、それも彼女たちの色々あるけどキラキラした生活の一部だったんじゃないかと思えるんですよ。それ故怖さではなく切なさが押し寄せる。ストリープ史上最高にかわいいんですよ。だから切ないのか? | [投票] |
★4 | アメリカン・ジゴロ(1980/米) | 全編これリチャードギア。彼以外はすてきな奥さんだけ。しかし、誰も信じず、不遜で傲慢。しかし真っ直ぐな向上心も、物事に対するナイーブな神経も持ち合わせている。それが、ジュリアンとリチャードの間を行きつ戻りつする感じが意外にスリリング | [投票] |
★4 | 白蛇抄(1983/日) | 老人も中年も童貞も。男の子は生きていく事がツライ。
そしておっぱいは存在自体が罪。
それ故敦子に罪はない。
日本にも、こんな正しい童貞映画があったんですね
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