★4 | 複雑すぎる家庭環境なのだがそれが些細な事と思えてしまう運びと、兄弟の「バラバラでもしっかり繋がっている」感じが素晴らしい。常に切ない空気が漂っていて見ているこちら側を最後まで揺さぶり続けた。あー、あまり観客入らなかったんだろうなあと思いつつ、できれば多くの人に観て貰いたい作品だった。 (tkcrows) | [投票(1)] |
★4 | すべてが明確になり原因と結果の辻褄が合うことになどに実は大した意味はなく、今、目の前で起こっていることに対してせい一杯、懸命に向き合っていれば自ずと結果はついてくるという、頭でっかちをあざ笑うような、あっけらかんとした生活感の体現が心地よい。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 個性豊かな三兄弟のしたたかさに唸らされる。その悩みながらも確実に自分の生き方を完成させてゆくパワーは、明らかに「大阪の下町」というコミューンに助けられ、その開かれた胸襟の広さに増幅させられているのは確かだろう。松坂慶子の深みを知らない演技が残念だが、子役達の生の肯定はその欠点を補って余りある。 [review] (水那岐) | [投票(1)] |
★4 | 松坂慶子と岸部一徳の安定した演技力 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★4 | そういや死の棘コンビだなぁと思って観たら、なんとのほほんとしてることか。そして別にヤンキー好きではないが、なぜか次男ばかりを目で追ってしまう。次男に4点あげたいくらいお気に入り。 (あちこ) | [投票] |
★3 | 三男の大塚智哉がめちゃ可愛い。と思うのは私の個人的嗜好のためではなく、演出家が彼を可愛く撮ろうと心を砕いているからだ。それは光と風を操作した冒頭の顔面アップひとつを見ても明白だろう。女物の浴衣で少年と花火をするシーンの倒錯性、そこでの「俺の悩みを増やすなよー」という次男のぼやきもよい。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★3 | 「ハムレット」と題しながらも、人生の葛藤を徒にハムレット的に深刻化することを避け、「悲劇」の「面白さ」に淫しない抑制には好感を抱いたが、反面、登場人物たちの葛藤を作り手側が充分に受けとめることまでをも回避しているような印象も。 [review] (煽尼采) | [投票] |
★3 | こん子ら正直松坂慶子のおかあちゃんにちっとは怒らんのかいなとも思うが、家族愛(やさしさ)さえあればどんなに深刻に見えた問題でも解決出来るんやなぁ、と考えさせられた。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |