★4 | 偽善と欺瞞を必要悪とするオトナ社会の矛盾に対して、子供は無意識のうちに非理性的に抵抗するのが常套の構図だが、ここでは裁判という極めて理性的なシステムを武器として選ぶ。何とも強引な展開だが、ギリギリのところでリアルさを保ち「次」への期待を煽る。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | めっちゃ面白かった。疲れたけど。これから「失われた10年」を生きていく子供たちの幕開けとも読み取れる。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★3 | 中学生の死亡事故をめぐる謎解きの話だと分かる。荒唐無稽な生徒裁判という場で謎解きができるか、という主題が真相の意外性以上に大きな興味の焦点となりそうだと分かってくる。珍しい展開ゆえにドライブ力は実に強い。大きな山場がなくとも引っ張って行ってくれた。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | 物語は須く渦中で放り出されプチ完結も無い構成が前篇とは言え芸がない。が、このヘタ打てば「ごっこ」で切り捨てられるものを過度な刺激も廃しつつ牽引するのは誠実で公正たろうとする宮部イズムへの真摯な賛同だ。藤野はその全き体現者たり得てる。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 原作既読。9割方原作通り。教師・両親・警察といったあらゆる大人たちを排除して行う学校裁判への布石となる本作。原作と違う点は校長の健闘振りが余り伝わって来ず、あっさりと辞任してしまうことくらいか。やもすれば「ありえなーい」話を半ば強引に推し進める手法は今回は吉と出た。後半への牽引力は些かも失われていない。 (IN4MATION) | [投票] |
★4 | 前後篇連続で鑑賞したのでどこまでが前篇だったかハッキリしないのだが、前篇が佳く出来ていたのは間違いないと思う。☆3.9点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | 本作は長い。でもその長さが一番持ち味を出せる。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★5 | 予告等を見るにつけ、人が死んだ事件の後に中学生が裁判をやるなんてリアリティ的に無理があるんじゃないかと思っていて、鑑賞中もそれがノイズになったものの、さすがに成島監督は上手く、ストーリーに引き付けられてしまった。 [review] (ロボトミー) | [投票] |