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セックスと嘘とビデオテープ(1989/米) | 郊外生活の倦怠。いま観ると踏ん切りの甘い内容なんだけど、室内場面の採光がやけに美しくて印象に残る。 | [投票(1)] | |
M★A★S★H(1970/米) | 他のかたも書かれているけど、主人公たちが特権的な軍医なので、いわば安全地帯からの風刺遊びに思えてしまうのがどうもなあ。ドナルド・サザーランドのキャラ造形は秀逸。 | [投票(1)] | |
ボビー・フィッシャーを探して(1993/米) | 子役の使い方がきわめて自然で巧妙。大人たちの期待を背に受けるチェスの天才少年の立場は、映画の撮影現場で少年が置かれるだろう環境と重なり合う。 | [投票(1)] | |
アメリ(2001/仏) | 独特の奇妙で自閉的な作家性と、わかりやすいラブコメ 路線の筋立てが適度に溶け合って心地よい。たださすがにナレーションが多すぎて、映画というよりも凝った紙芝居を見せられているような感じは否めなかった。 | [投票(1)] | |
フリークス(1932/米) | 残酷な寓話。ほんとうの醜さとは何だろうか。いま観ても全然古びていないのに感心する。 | [投票(1)] | |
ギター弾きの恋(1999/米) | 偽ドキュメンタリー風の導入とレトロな駄目男ものの本編がちぐはぐ。ショーン・ペンは好きなんだけど、似合わないコスプレをやっているようにしか見えなかった。 | [投票(1)] | |
まぼろしの市街戦(1967/仏=伊) | 奇跡のような映画。現実を超えた何かを本当に見せてくれるのが映画の素晴らしさなんだと、改めて実感させられる。 | [投票(1)] | |
オー・ブラザー!(2000/米) | 『赤ちゃん泥棒』路線のおおらかな南部ほら話。ジョージ・クルーニーはとても良かったけど、コーエン兄弟の作品としては安定路線の水準作かな。 | [投票(1)] | |
ルナ・パパ(1999/日=独=オーストリア) | タジキスタンの風景は美しかったけど、あからさまにクストリッツァ風の田舎ファンタジック・コメディで新味は少ないかな。 | [投票(1)] | |
ミラーズ・クロッシング(1990/米) | スタイリッシュで隙のない懐古調フィルム・ノワール。狡猾なのか天然なのか、何を考えているのかわからないニヒルな主人公像は、感傷を排するハメット流ハードボイルドの文法を忠実に再現している。 | [投票(1)] | |
ジプシーのとき(1989/ユーゴスラビア) | 『黒猫・白猫』や『アンダーグラウンド』の原型。純真な幻想と残酷な現実が交錯する。難をいえば、物語がいささか図式的に回収されがちかな。 | [投票(1)] | |
ギフト(2000/米) | 「幻視」と「ミステリ」の絡めかたがぬるい。結局TVの「サスペンス劇場」風。 | [投票(1)] | |
ライフ・イズ・ビューティフル(1997/伊) | 「作り話」は映画の構図そのものでもある。 [review] | [投票(1)] | |
サブウェイ(1984/仏) | なめらかで流麗な映像が快感。お話はメルヘン調。 | [投票(1)] | |
シン・レッド・ライン(1998/米) | 起承転結をはなから無視したアンチ・ドラマ的な戦争映画。美しい南の島に見つめられた、兵士たちの卑小だが懸命な営み。 | [投票(1)] | |
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998/英) | パズル的クライム・コメディの秀作。登場人物それぞれの勘違いを見事にかみあわせた軽妙で知的な脚本に拍手。 | [投票(1)] | |
ノー・マンズ・ランド(2001/伊=英=ベルギー=仏=スロベニア) | 軽快ながら辛辣な筋さばきで、ボスニア紛争の縮図を集約してみせる着想は見事。劇中の「英語」の扱いにひねりがあって興味深い。幕切れにはもうちょっと法螺話を見たかった。 | [投票] | |
チャーリーズ・エンジェル(2000/米) | こういうのが新時代の娯楽映画だとしたら、別について行けなくてもいいな……。 | [投票] | |
エキゾチカ(1994/カナダ) | 過去/現在の断片をモザイク的に提示する時間軸構成、そして「少女」と「喪失」の主題。この監督は物語内容よりもその見せ方に興味のある人なのだろう。次作『スウィート・ヒアアフター』の予行演習のように見えた。 | [投票] | |
シックス・センス(1999/米) | 仕掛けは冒頭で読めてしまうものの丁寧な構成に好感。少年の視野をただひとり観客だけが共有できる。 [review] | [投票] |