★4 | 菊五郎の舞については、やはり、何と云っても、獅子になってからの、振り毛(カツラ)を振り回す部分が圧巻の迫力だ。古い短いフィルムだが、今見ても大いに興奮する。画面造型含めて、完璧なものを見た、という感慨を覚える。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★0 | 首がもげるのではないかとヒヤヒヤした。門外漢には採点不能。 (寒山拾得) | [投票] |
★3 | なかなか思うように撮らせてもらえなかったらしいが、カラの舞台や客席を映した冒頭のショット群はまぎれもなく小津のもの。いつものことながらカッティングのタイミングの正確さに震える。 (3819695) | [投票(1)] |
★3 | 歌舞伎に通じていない私には決して面白いものではなかったが、しかし菊五郎の舞の迫力には十分に圧倒されるものがあった。あと、楽屋で立ち上がる彼のピンと伸びた背筋の美しさ。そういう何気ない描写にドキュメンタリーならではの映画的興奮を感じた。 (ナム太郎) | [投票] |
★3 | 松竹は映画興行も芝居興行も両方持っていたわりには、歌舞伎舞台の撮影が少なく、尾上菊五郎のこの作品などはほんとうに貴重なもの。歌舞伎名優は映画にでないというような矜持もあったのだろうな。 (ジェリー) | [投票] |
★4 | 歌舞伎の組み立て方、表現方法など菊五郎ならではの取り組み方から入ってくれているのがとても分かりやすく、むんむん芸術を感じた。演技そのものも素晴らしい出来。完璧ドキュメント。 (セント) | [投票] |
★3 | 劇場の外観や、開場前の誰もいない劇場内部からショットを重ねていくところが小津らしい。[フィルムセンター/海外版・日本版] (Yasu) | [投票] |
★3 | 作品要素の99%を六代目尾上菊五郎の舞踊が占めるのだから、踊りの分からぬ私にはつまらないとしか言いようがない。ただ、娘時代の清楚さを正面+仰角、獅子に憑かれからの狂気を正面+俯瞰の視点だけで見せきってしまう構成力には感心した。 (ぽんしゅう) | [投票] |