[コメント] コンタクト(1997/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
Q:「じゃあ、なぜドラムリン博士はアロウェイ博士を虐めるの?」
A:「虐めているのではなくて、お互いの科学に対するスタンスが違うだけですよ。ドラムリン博士は現実に即した人々の生活を助ける科学、アロウェイ博士は人類の未来を負う科学、と言う様に、考え方の相違で意見の食い違いが生じただけなんですよ。」
Q:「なぜドラムリン博士はSETI(地球外生命探索)の予算をカットしたの?」
A:「SETIは国民の税金から予算を得ています。公共の税金は国民の為になる実用的なドラムリン博士の研究に使う方が有益なのですよ。地球外生命体を見つけると言う可能性が低い研究には国の予算を費やせないんです。これも人々の実生活を守る為に必要な事なんですね。」
Q:「アロウェイ博士は、ドラムリン博士の事を”神を信じていると言ったのは口先だけのまやかし”だって言ってたよ。」
A:「アロウェイ博士こそ根拠がない事を言ってはダメですよ。ドラムリン博士は特定の宗教団体には入ってないけど、心の中では神を信じているかもしれないのですから。もし神を信じてないと疑うのでしたら、その前に確固たる証拠を提出してくださいね。」
Q:「地球外生命体の第一発見者のアロウェイ博士を押しのけて、マシンに乗りこもうとしたドラムリン博士って酷い人だと思うけど?」
A:「E.Tの研究者としての位置付けはアロウェイ博士の方が経験者かもしれませんが、乗員資格者としては二人とも同じスタートラインなんですよ。研究者と搭乗者は別の部門ですからね。だから選考委員会が公平に選んだドラムリン博士は、正当な搭乗者なんですよ。」
以上、妄想とも呼べる創作文に御付合い下さり有難う御座いました。作中で、あまりにも一方的にドラムリンが悪役にされているのをみかねて、立場を代えれば見方も変わる事を証明してみたくなりました。個人的には人々の生活を維持しつつ、宇宙開発をする事が大事だと思います。遠い未来、人類は恐竜絶滅と同じように隕石で滅びるかもしれないし、氷河期などの地球環境の激変で絶滅する可能性もあります。その時に宇宙に移住出来るような科学力が必要なのです。その時の為にも今から少しづつ宇宙開発事業に着手していく必要があると思うのです。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (7 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。