[コメント] フィラデルフィア(1993/米)
彼らの戦いは続いている。(とある新聞をよんで。)
ある新聞で、この作品にエキストラとして出演したHIV感染者53人の内、43人が死亡している事を明らかにした。
作品に真実味を持たせるため監督のジョナサン・デミは本物のHIV感染者を募って出演させたと言う。 撮影終了後、編集段階の時点から病状が悪化し死亡する出演者も少なくなく、そのうちの一人は、自分が出演した作品を見たいと病床で熱望した為、トム・ハンクスと監督は未完成のままのビデオを病院に送り、最後の願いをかなえてあげたのだそう。
それくらい、当事者達は差別、偏見という当時の現状を命をかけて訴えたかったのだろう。
現在でも正直差別は残っているだろうし、私自身そのような人に接する機会があったばあい、どのような態度を取る事が出来るかは分からない。しかし、この映画で HIVについての意識が変わったのは事実だ。
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