[コメント] 母べえ(2007/日)
父親の不在を補うべく多くの人々が醸す賑わいの至福。そして、人々が順次欠落しゆく喪失のドラマ。劇的誇張皆無な物語を精緻な心象描写で紡ぐ匠の技。今回は表情のクローズアップが内包する画力に撃たれた。吉永の際どさも良い意味でインモラル感がある。
(けにろん)
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