[コメント] ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007/米)
傑作。全く面白い。暴力というよりも「暴力性」の映画。不穏な音楽とダニエル・デイ=ルイスの「闇」が溢れ出たような黒の画面がシーンを暴力性で充たしていく。そして最高の火柱画面&ボウリング演出。「石油」の漆黒と光沢や「荒野」も映画に相応しい。意図的に物語に隙を残して寓話としての読みを担保する術にも厭味がない。
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