★3 | 先行きないドン詰まりの船路に女達の乗船・爆弾の荷積・スパイ疑惑と彼是起こるが成行は断ち切られ閉塞感は弥増すだけ。ベルイマンかと見紛う救いのなさ。陸に上がってやれやれも束の間ボッタクリバーで身包み剥がれる顛末はミッチェルの奈落へ連結。 (けにろん) | [投票] |
★4 | このオープニングの素晴らしさ。夜の海。島の住民の歌声。舷側に出てきて、その歌声を聞く船員たち。ウォード・ボンドやジョー・ソーヤー、そしてウェイン。遠くを見つめる視線と煙草を投げる所作。なんという濃密な時間だろう。
[review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | どんな映画か分からぬ内に、話はどんどん進む。観終わって、アイルランド人というより不偏的な海の男の話だろうと思った。それも一番下の。そんな愛すべき作品だ。それと、アイルランド民謡。港裏町の盲目ヴァイオリン弾きと歌唄いの物悲しい旋律が、心に残る。 (KEI) | [投票] |
★4 | 状況を解説する登場人物が一人もいないというだけで稀有な名品足りえている。ダドリー・ニコルズの徹底した下流水夫たちの行動描写に呼応したジョン・フォードの凝視の力に、グレッグ・トーランドの無駄肉をそぎ落としたような冷徹な描写力が加わり、万葉調の雄渾な作品となっている。 (ジェリー) | [投票] |
★5 | 特別な出来事がなくても、普通の人間が普通に友人を思いやるだけで素晴らしいドラマになるのだなあということを確認できた映画。 (nobue-i) | [投票] |
★5 | 静かな大人の映画。「現実的」だが、「冷酷」ではない。 (uyo) | [投票(1)] |
★3 | ジョン・ウェインのひどいこと!最後の酒場シーンは感動できたな。 (ドワイト・アイゼンハワー三世) | [投票] |
★3 | フォード一家を乗せて船は行く。でもビクター・マクラグレンは陸に置き去りってか。 (黒魔羅) | [投票] |
★4 | 西部劇以外のフォード作品も優れている。たとえば、この作品。ラストが哀れだったな。 (丹下左膳) | [投票] |