★4 | 不治の病、家庭問題、不法移民ビジネス、死出をサポートする特別な能力…主人公を巡る複数の挿話が並行的に進行し、それぞれが絶望に向かう。バルセロナに中国移民という奇異さ。あの地下室の件りのインパクト。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |
★3 | ラストシーンすごく良い。 [review] (あちこ) | [投票] |
★4 | 相変わらず救いがない。(2012/2/7) [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★3 | 本作に『生きる』のような暖かさは存在しない。良心に基づいて起こした行動のはずなのに全てがどん詰まる、実に厳しい話だ。そしてそんな主人公の意志に関わらず、周囲の世界は常に時が流れていくという事実も重い。 [review] (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 「アモーレス・ぺロス」で語りかけてきた声が、また聞けた。イニャリトゥ監督の冷酷なまでによく見える目が、銀幕に映し出されていた。地味だけれど、シンプルだけど、深い。 (カフカのすあま) | [投票] |
★4 | 黒澤明『生きる』のオマージュと思えば、それに留まらぬ混沌国家のなかの「地雷原影踏み」的な主人公の行動に瞠目し、それでもなお行動が生み出す更なる惨劇に嘆息させられる。これでは主人公は死ぬに死ねまい。 [review] (水那岐) | [投票(1)] |
★5 | 尊厳死をテーマにした『海を飛ぶ夢』の高踏的な死生観を現実的でないと思ったのだろうか、バルデムは一転して視点を大衆に戻し、不幸のどん底におけるがん宣告を受けた一市民にこそ思いを寄せ、現代におけるキリスト受難劇を鋭く見せつける。
[review] (セント) | [投票(2)] |