[コメント] 愛のコリーダ(1976/日=仏)
これは愛のボニーとクライドだ。
涙が出た。泣けた自分が嬉しかった。 きっつあんの「お前が良ければそれでいいんだ。お前がしたいなら俺は何でもするよ。」と何度も繰り返す言葉に、「やい吉!絞めて欲しいって言え。」と、ほっぺに可愛いえくぼを作っていう定に、どうしようもなく切なくなったのだ。そして涙が出た。 きっつあんの包容力という言葉では片づかないほどの大きさとあたたかさと、定の子どものように純粋で融通の利かない求め方。そして二人の結末を知る私は涙が溢れたのだ。 ここにはむき出しの愛しかない。人は奇跡的に、離れれば命を落とすくらいの、近づけば近づくだけお互いを破滅させるほどの相手と出会う事があるのだ。
映倫の人たちは一体どのような人種なのだろうか。中途半端にぼかしを入れるなんて、意味がない。ちゃんとこの映画を観たんだろうか。そんなことをする人々が映画の倫理なんか司っていいのだろうか。(04/10/20 2000年版)
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