[コメント] ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017/日)
三池崇史がかなり真剣に取り組んだとおぼしき演出は、初見さんのみならずディープなファンにも違和感を感じさせない見事さではあった。そしてオトナの男として全ての父親キャラクターに精緻な連続性を盛り込むオリジナルな視点は、そもそもの物語を決して浸食せずに価値を増加させる職人技の賜物だ。これを否定するファンはもはや職業的クレーマーでしかないだろう。
イケメン揃いの演技陣にいささかの不安を感じてはいたのだが、それは全くの杞憂であり芝居がかったセリフもナチュラルにこなしてくれる布陣であった。とくに危ぶんでいた新田真剣佑の頑張りようは嬉しかった。これからが期待できる俳優に育ちそうだ。
あと、前述のオヤジたちの力の入った描写のなかで褒めておきたいのが、國村隼の警察官としての人間像の執拗な書き込みだ。彼の生き方が孫たる主人公の目標となることを思えば、これはリライトする映画作家として求められる才能だろう。案外いい意味のオーソドキシーであると三池を見たくなった。
(評価:)
投票
| このコメントを気に入った人達 (6 人) | [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。