[コメント] シベールの日曜日(1962/仏)
いとも容易く他人の名前を知ることができ、従って、誰かの名前をどうしても知りたいと思うことが滅多にないような時代に、私たちは生きているのだなと実感した。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ラストの少女のセリフが強く印象に残る。名前をたずねられて、少女は答える。「もう私には名前なんてないのよ」
人が死んだ時、悲しいと感じるのは、その人が失われ、もう二度と会えないということに加えて、その人が持っている「私」の記憶、その人が知っている「私」そのものが失われるからだ、という。少女にとっては、まさにそうだったのではないだろうか。自分の名前を知っている人間、自分の名前を呼んでくれる人間が、世の中に何人いるのだろうか、と思わず考えてしまった。
(評価:)
投票
| このコメントを気に入った人達 (11 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。