コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 勝手にしやがれ!!英雄計画(1996/日)
- 更新順 (1/1) -

★3いつもの軽くて、ちょっぴり正義の話が見たかった。黒沢が、というより雄次と耕作が綴る物語が楽しみだったが、作品は観客のではなく、やはり作者の物なのだろう。6作の色んなパターンを考えれば、黒沢の試作、習作集だったのだ。好き嫌いは別にして。 (KEI)[投票]
★3安定した掛け合いでおなじみのオリジナルビデオシリーズに異物を持ってきて、無理やりつなげようとしている。 [review] (t3b)[投票]
★5終末観漂う長回し。「君は何をなすべきか」という命題に対して準備された「何のためでもなく、誰のためにでもなく」という応えを残し、意味と意義を否定して二人は存在を消す。このシリーズで哀川翔と前田耕陽が巻き込まれ繰り広げた騒乱の幕引きにふさわしい。 (ぽんしゅう)[投票]
★3横柄な悲惨に臨床の実体を貸し付けるにはどうすれば、ということであり、お揃いのサンバイザーを装着して疾駆する、空き地に放牧されたオッサンたちや、「森のくまさん」の放つ重量のこもった波動がその解答であったりする。 [review] (disjunctive)[投票]
★5黒沢清が描く終末の景色。前作『成金計画』ラストシーンから漂い始めた不穏な気配が、ここでは全篇にわたって画面に立ち込めている。寺島進を中心に拡大する狂信的で偏狭な「正義」の風景は、本シリーズでほぼ初めて描かれる、この複雑な現実と地続きの恐怖だ。もう『カリスマ』の輪郭は浮かびつつある。 [review] (3819695)[投票(1)]
★3意図的に「映画的瞬間」というものを演出しようとして成功している部分と失敗している部分がある。微笑ましい黒沢清の習作。 (赤い戦車)[投票]
★2子供くさい作品。むやみに映画を主張していて好きになれない。けれどその監督があの傑作『カリスマ』を撮るんだから、世の中わかんないわけで。 (浅草12階の幽霊)[投票]
★5随所に挿入される哲学めいた会話のやり取りが面白く、巧みなカット繋ぎやアンゲロプロスばりの長回しから映画的興奮も存分に味わえる、単なるプログラムピクチャーの枠を超えた傑作。幼稚な正義漢を演じる寺島進が不思議なハマり役。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
★4ハイ、ここ10分以上の長回しになりま〜す。リハはありませんぶっつけ本番で〜す。いいですか〜ハイ用意! [review] (crossage)[投票(2)]