[コメント] 許されざる者(1992/米)
クリント・イーストウッド の暴力についての考え方が伝わる映画。
クリント・イーストウッドが雑誌のインタビューで「この映画は暴力を賛美する映画ではない。暴力のあり方に対する疑問、そして何故暴力が生まれるのか、その問題に対する映画なのだ」と話していた。このクリント・イーストウッドの考え方が伝わってくる映画だった。
西部劇では悪者と正義の主人公が描かれるけれど、この映画ではどうやら違う。初めて賞金のために人を殺したマニーの仲間、キッドがそれに理由をつけ正当化しようとする。今までに人を何度も殺してきたマニーは、例えどんな理由があっても人を殺した者にはいつかそれなりの報いがあるだろうと言う。
「おれたちも同じ穴のムジナさ」 。
このシーンがとても印象に残った。イーストウッドの考えが滲み出ているセリフではないかと思う。
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