[コメント] 奇跡の人(1962/米)
ヘレンの野生動物のような動きにあわせカメラも走る、走る。この際、彼女たちが実在の人物であるということはおいといて、まずはその躍動感あふれる「映画っぷり」を賞賛したいと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
これはヘレンとサリバン先生の闘いの物語であると同時に、サリバン先生と(ヘレンの)母親のそれぞれの(教師として、もしくは母としての)成長物語でもあるように思えた。
もちろん、息子と父の確執の物語でもあるのだろう。 実際、最後の食堂のシーンで部屋のドアを押さえる息子の姿はかなり印象的だった。
また、舞台でも見たことはあるが(役者や演出など他にもいろいろな要因があることを考慮しても)、個人的にはこちらの方が好きな気がする。
アメリカ南部独特の空気感や森の雰囲気、サリバン先生の過去の記憶との葛藤などが、映画ならではの表現方法で実によく描かれているからだ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (7 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。