[コメント] ゴジラ2000・ミレニアム(1999/日)
あと一歩頑張ったら“傑作”になったんじゃないだろうか?そういう残り香のする作品。(改変)(2003/01)
この作品をダメだと思わせる要因は、おそらく説明台詞と動かさない役者、ゴジラと絡まない抑揚の無いストーリ。
しかし、逆にそこに心地よさを感じてしまった。抑えた人間ドラマゆえに、ゴジラがとてもよく映えていた。静けさのなかにゴジラの質感を感じ、私とゴジラが対峙していた。ゴジラの息遣いを感じる。どのストーリなかでもなく「ゴジラは私の中に居た」。
私はこの作品に哲学が無いとは思わない。というか、私が好きな部類の話だ。ただ、その哲学は人間ドラマとして反映されていなかった。
これを、狙いと見るか、力量不足と見るか。
おそらく後者だろうが、私はこの“怪我の功名”を有り難く受け止めたい。
私はどうもこの作品を捨て去れない。期待値込みで大甘の★4。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (6 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。