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[コメント] ペイ・フォワード 可能の王国(2000/米)

このラストは、観客をバカにしている。真剣に見ている私(とあなた)に失礼だと思う。
イライザー7

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







つまるところ、主人公の死に必然性がないところがいやなのである。悲しい終わり方の映画はもちろんあっていい、ただし、それを私たちに納得させてくれるなら。でも、この映画の中のラストに理由があるとするならば、「映画の最後を盛り上げるため」「泣かせるため」「いい映画にするため」という、クソいやらしい理由だけである。

もちろん、どんな人生にだって、不意に訪れる運命はあるだろう。思いもかけない悲しいことも。でも、この映画のメッセージは違うはずだ。

「人の人生を変えることができる」ということ。それは素敵なメッセージだし、この映画の根幹のアイディアには感心する。オスメントくんも相変わらず小憎らしくうまい。

でも、感動させるために話の流れが作られるのは嫌い。映画で感動はしたい、けれど無理矢理感動させられるのは、みえみえに泣かせられるのは、私は、い・や・だ。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (8 人)mimiうさぎ[*] maoP ぱーこ[*] ゼロゼロUFO[*] JKF[*] ギスジ Osuone.B.Gloss[*] Myurakz[*]

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