[コメント] ペイ・フォワード 可能の王国(2000/米)
このラストは、観客をバカにしている。真剣に見ている私(とあなた)に失礼だと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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つまるところ、主人公の死に必然性がないところがいやなのである。悲しい終わり方の映画はもちろんあっていい、ただし、それを私たちに納得させてくれるなら。でも、この映画の中のラストに理由があるとするならば、「映画の最後を盛り上げるため」「泣かせるため」「いい映画にするため」という、クソいやらしい理由だけである。
もちろん、どんな人生にだって、不意に訪れる運命はあるだろう。思いもかけない悲しいことも。でも、この映画のメッセージは違うはずだ。
「人の人生を変えることができる」ということ。それは素敵なメッセージだし、この映画の根幹のアイディアには感心する。オスメントくんも相変わらず小憎らしくうまい。
でも、感動させるために話の流れが作られるのは嫌い。映画で感動はしたい、けれど無理矢理感動させられるのは、みえみえに泣かせられるのは、私は、い・や・だ。
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