★2 | 日本の漫画からエレミヤ書に飛躍するセカイ系の諦念。ホウ作品らしいギャング映画の少女視点での変奏だが失敗だろう。特に何も感想が沸かず弱ってしまう。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★3 | 全体に、題材の扱いに難渋したような求心力を欠いた出来だと思う。主人公を演じるヤン・リンのアイドル映画として企画された、ということもあるのだろう、ホウ・シャオシエンらしくない部分がある。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 小品ながらシャオシエンならではの決定的な豊かさがやはりある。もう冒頭のヤン・リンの足元に猫が佇むカットの時点で、ああ「映画」を観ている、と笑みがこぼれてしまう。さりげない縦構図、さりげない画面の奥行、さりげない人物の動き。少々風景のショットが多く他の作品に比べるとそこが弱いとも思うが、この監督の視点の置き方は映画を信じるものにとって抗いようのない魅力を湛えている。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★2 | 淡々と積み重ねられる状況から、本来なら立ち上って来るべきはずの個々人の心情が、いつまでたっても表れず時間と共に次から次へと状況が消費されるだけ。あの一家の娘に見えないヤン・リンの容姿の華やかさも、ヒロインへの感情移入を妨げている気がする。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | めずらしきストーリーがあるシャオシェンの家族ドラマ。刑事の父とヤクザの息子。これは救済のドラマなんだろうけど、ラストまで融合することはなかった。思想、血液以外に人間には持って生まれた悪への奔流といったものがあるのだろうか。 [review] (セント) | [投票] |
★4 | リアルをここまで引き出せるのって怖いものがある [review] (カノリ) | [投票(1)] |
★4 | ときおり挿入される夜景がヒロインの美しさとあいまって心地よい印象を残す。 [review] (ハム) | [投票(2)] |
★3 | 自己投影するにはあまりに奇想天外な漫画なので、よりによってなぜ「王家の紋章」なのかとちょっとびっくり。 (tredair) | [投票(1)] |