[コメント] アメリ(2001/仏)
人に幸せを与えるということは、アメリがやったことであると同時にジュネがやったことでもあり、そして、映画のやるべきことのひとつである。
最初は客が多すぎて「うぜぇ」と思っていたのだが、劇場一杯の観客達が映画を観てよろこんでいる姿を観て、なぜか幸福感におそわれた。そして、アメリもまた映画館で映画を観ているほかの客の顔を観ることが好きだと語る。
ジュネは、自分の映画を観て喜ぶ観客のその姿をも自分の作品の一部にしてしまっている。これはズルイ。こんなマネされたら高得点をつけざるを得ない。
だけど、他の人の指摘があるように、中だるみの感は否めないし、何より、作品自体の深みというか厚みというか、そういったものに対する物足りなさを感じた。
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