[コメント] ロード・オブ・ザ・リング(2001/米=ニュージーランド)
連れが観たいと言うので、しぶしぶ足を運びました。
と言うのも、哀しい事に、ワタシは、ファンタジーストーリーが、よく理解出来ない頭の悪さなのです。高校の時、熱心な友人に、ファンタジー小説を何冊か借りて読んだのですが、(アン・マキャフリーとか、イリスの竪琴、などなどなど)つまらないのではなくて、「何が書いてあるのか、よくわからないし、すぐに忘れてしまう」のです。どうしようもない頭の悪さに、損な体質が加わった、生来の不幸だと思ってます。(「ゲド戦記」だけは、なぜか大丈夫でした)実際、昔観たアニメ版の「指輪物語」も、やっぱりもう全然内容を忘れていて、最近になって、「最後、小人(ホビットの事らしい)が、巨人の肩の上に乗せられて森の中に入って行く所で終わるの」と、人に言ったら、「原作の小説にそんなシーンはないよ」と返されてしまいました。
身近にいる、熱心なファンタジーファンが、嬉しそうに幾つもの作品を楽しんでいる姿は、何だか尊敬の気持ちを抱かせ、とてもまぶしく感じられます。
だからこの映画もきっとチンプンカンプンに違いない、と、少し憂うつでした。とにかく映画の最初で、舞台設定の説明をきちんと聞いて、なるべく置いていかれないようにがんばろう、と、心を決めていました。
ところが、映画が始まってからも、後ろの席のローティーンの女の子達のおしゃべりが全然止まりません。椅子の背もたれは何度も蹴飛ばされるし。振り返って、「すみませんが、静かにして下さい」と、お願いして、ようやく集中しようとしたら、ジャーン、「旅の仲間」のタイトルロゴ。
うわーーーーー。全然わからないままだーーーーー(滝汗)。
でも、だんだん、だんだん、わかってきて、ちゃんと楽しむ事が出来ました。いやー、ほっとしました・・・・・・。もちろん完璧には把握出来てませんけれども、楽しく観させていただきました。
ワタシのようなヘタレた観客にもこの作品を観た楽しみを与えてくれて、本当にありがとう。たくさんお客が来て、本当にこの作品を心から望んでいる人たちに、いい形ですべてを届ける事が出来るように、願っています。
残念ながら、女の子達のおしゃべりは、あまりおさまりませんでした。最後の最後のフロドがサムにかけた言葉にも、「気持ち悪い」と言って笑っていて、なんだか彼女たちがかわいそうだったです。
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