[コメント] ズーランダー(2001/独=米=豪)
オレンジ・モカ・フラペチーノの発売希望。落ち込んだ日には私もそれを浴びるように飲み、ウキウキウェイクミーアップにリラックスしてビートイットにレッツダンスしてみたい(もちろんノースモーキングでノーダウトさ、愛の誘惑コールミー)。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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笑われちゃいがちな人を笑いのめすだけのヤな映画だったらどうしよう?という不安をみごとに裏切り、最後は涙まで流させてくれるハートフルな感動作でもあった。
ちょっと世間知らずだったり常識外れだったりする面もあるけれど、自分が興味を持っていることについては並々ならぬ知識を持ち(手を見ただけでそれが誰であるかがわかるだなんてずいぶんカッコイイじゃないか)、自分のだめなところをちゃんと反省したうえで新たな目標を見つけることもでき(そのためには努力だっていとわないみたいだしね)、友人やライバルを素直に信頼したり思いやったりすることもできるデレク。
いろんな意味でどこまでもナチュラルなハンセル、過去のコンプレックスをドナサマーな夜とともに明るく乗り越えてしまうマチルダ、実の息子の扱いに戸惑いつつも本当は愛したくてしょうがない父ちゃん、最後にはあっさり罪を認める実は人情派のモーリー、つまり6番目のフランキーゴーズトゥハリウッドだったのか?とそれを考えると不憫な気もしてくる切ないムガトゥ、噴水になっても笑顔を絶やさない(当然だが)永遠のブラザーたち。
こんな愛すべきキャラ満載では、もうそれだけで映画ごと愛さずにはいられない。ヒーヒー笑いつつも、人間っていいなぁ、と思えてなんだかとてもハッピーな気分になったよ。シアワセな夜をどうもありがとう!と、劇場からの帰りがてらに叫びたくさえなったというか。
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