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[コメント] あの頃ペニー・レインと(2000/米)

ペニー・レインは、監督の幻想にちがいない。
すわ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「男の理想」臭の強い、ペニー・レイン(ケイト・ハドソン)。

「オレに気があるのか?」と男を惑わすニンマリ笑顔。遊びのはずなのに、自殺未遂してしまうほどの情熱的で一途な愛情。でも、「あたしには夢がある」と、ちゃんと男の前から消えることができる強い精神。

こんな臭いペニーに、女の私が、「ペニィー、かぁわいいなぁ」「ペニィー、せつねえなぁ」なんて目を細めて見られるわけがねえっす!

ペニー・レインは、監督の幻想にちがいない。…もし、本当に、彼女が実在したとすれば、きっともっと地味な女だったにちがいない。(意地)

ウィリアム(パトリック・フュジット)は天使のようにキュートだけど、いつでも口をむにっと締めて微笑むので、どうにも感情移入しにくかった。

「どうせ俺らはピンボケさ!」と、 ラッセル(ビリー・クラダップ)に文句いっぱいジェラシーいっぱいのジェフ(ジェイソン・リー)の方が、私にとってはよっぽど人間らしくて、愛すべき人だった。

(評価:★3)

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