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[コメント] ゴースト・イン・ザ・シェル(2017/米)

原作(というかオリジナル版)レイプだろうと高をくくっていたがさにあらず。 オリジナル版の美味しいシーンを上手に切り取りつつ、一応オリジナルストーリーに着地させる愛に溢れた(ことによったらそこだけで押し切った)良い映画でした。
月魚

**ネタバレ注意**
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スカーレット・ヨハンソンのキレのない動きと体型の微妙なコレジャナイ感は不安的中なんだけど、話が進むに従って何かの拍子に少佐に見えることが多くなるので、うまいことやられてるんだと思うし、ピルウ・アスペック演じるところのバトーが少佐に寄せる想いの表現とか最高。

そして多脚戦車の目が「∴」だったり、冒頭、遠くのホロ広告に「イノセンス」ってあったり、それだけでなくオリジナルと原作に対して実に謙虚に(つまり余分なものを付け加えたりせず)作られているのも素晴らしかった。

もちろんストーリーが安心の着地過ぎる(というかどこかで聞いた話の切り貼りである)ところとか、北野武の絶望的滑舌とかアラを数え上げたらキリはないのだけど、それをぶっ飛ばす『ブレードランナー』の5割増しのイカレた世界観と、その世界に対するダダ漏れの愛が相乗効果を発揮して全てを許せてしまった、というのが正直なところかも。

<2017.4.8追記> 今観てきた吹き替え版だとオリジナルの焼き直し感が強調され過ぎ、というか「好きなシーンを陳腐なストーリーに載せて切り貼りしただけの志の低い映画」になったので、とりあえずIMAX3D字幕版を熱烈推奨。

(評価:★4)

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