加藤雅也の映画ファンのコメント
ぽんしゅうのコメント |
王手(1991/日) | 浪花節的湿っぽさを排除し、勝負事を形式の中に閉じ込めてしまった中央エリート主義に対する大阪パワーの象徴として飛田(赤井英和)を描く阪本順治の潔さとセンスが痛快。後継者として孫のように飛田を見つめる若山富三郎の存在感も素晴らしい。 | [投票] | |
カラオケ行こ!(2023/日) | その昔、JK(薬師丸ひろ子)やシスター(志穂美悦子)が何故かヤクザの組長の跡目を継ぐという映画がありまして、本作もそのたぐいで、その場合事前に「はいはい、分かりました。そういう設定で話を進めるのね」という制作側と客の合意がまず必要なのですが・・。 [review] | [投票(1)] | |
魔界転生(2003/日) | 城攻めや大名行列はリアルに丁寧に描かれ、四郎(窪塚洋介)やお品(麻生久美子)の妖気は衣装とメイクと照明に負わせGCは最小限にとどめられる。現世と魔界をつなぐために何を見せて、何をしてはいけないかを平山は心得ている。しかし、・・・ [review] | [投票(7)] | |
BROTHER(2000/日=英) | ぼろバックひとつ。ガキ大将の死に場所さがし。北野武がエンターテインメントという新たな武器を手にした。 | [投票(1)] | |
二階堂家物語(2018/日) | なんと情感豊かな画面だろう。ことさら状況や感情が誇張されるわけではないのに画に不思議な吸引力があるのだ。ひとつひとつ事情(抱えた思い)を説いていくような語り口(脚本)の上手さと相まって、のっぴきならない“呪縛の物語”にどんどん引き込まれてしまう。 [review] | [投票(1)] |