クラーク・ゲーブルの映画ファンのコメント
ぽんしゅうのコメント |
深く静かに潜航せよ(1958/米) | 狭い艦内に重なるように配置された男たち、適度な距離感を保ち描かれる艦船。ワンショットごとの計算された構成が実にみごと。さらに、静と動の緊張感を絶やさないショットの積み重ねと音響処理はまさに職人技。オーソドックスながら確かな完成度を持った秀作。 | [投票] | |
夜の看護婦(1931/米) | 居直りのジョーン・ブロンデルと要領良いバーバラ・スタンウィックの看護婦コンビが規則の杓子定規を皮肉るのは小気味よいが、素性良からぬ闇屋ベン・ライオンを見逃して医学倫理をまっとうするという筋が通っているのかいなのか、いささか破天荒なお話し。 | [投票] | |
或る夜の出来事(1934/米) | 男(クラーク・ゲーブル) の傲慢さと、女(クローデット・コルベール)の強情さを推進力に、映画は走り続け、付かず離れずの掛け合いの妙が傲慢を信頼に、強情を可憐にすりかえる。再び二人を走らせる富豪親父(ウォルター・コノリー)の粋なこと。 [review] | [投票] | |
風と共に去りぬ(1939/米) | 動乱の地域性と時代を的確に伝えるスケール感、その背景の濃さを鈍重に感じさせないメリハリの利いた語り口。強固な演出のバックボーンが作劇のダイナミズムを生み、スカーレットの激情とレッドの達観、メラニーの誠実とアシュレーの優柔ぶりを際だたせている。 | [投票(3)] |