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登坂紘光の映画ファンのコメント

森の学校(2002/日) 埋もれ木(2005/日)が好きな人ファンを表示する

トニー滝谷(2005/日)************

★4イッセー尾形 演ずる トニー滝谷 , 滝谷省三郎 ,宮沢りえ 演ずる 小沼英子 、 太陽の光が射した景色を見るような、白光がかった映像が醸し出す澄んだ空気感。脆くて、とても繊細で美しかった。儚くて大事にしたいって印象を覚える映画。 [review] (リア)[投票]
★5予告編で見た自転車に乗るイッセー尾形のちっぽけな後姿が気になって観に行ったのですが、あのレースのように華奢で繊細なタイトルロゴの向こうにこんなにも切ない大人の男の物語が綴じられていようとは。。。ひんやりと儚い都会の怪談(風)物語。胸が苦しい。 [review] (レディ・スターダスト)[投票(7)]
★5あなたがその身に纏った、その笑顔に貼り付けた孤独が、俺の孤独を砕いてくれる・・・。俺は未だかつて、これほどまでに繊細で、慎ましく、端正な日本映画を観たことが無い。流れ・佇み・また流れるカメラ、坂本のピアノ旋律、衣装・装置への配慮、西島の語り、そして役者の立ち居振る舞いの全てが、驚くべき統一感を以って観るものを魅了する。75分間の至福。 [review] (町田)[投票(6)]
★4映像による短編小説の妙。こういうのってあったようでやはり新鮮。映像処理はもう耽溺、流暢、美の極地。東京人の孤独が露わに、、。しかし、映画という素材でこのナレーション方法は是非論があるべき。そこを逆手に取った秀作。 (セント)[投票(2)]
★5色褪せていく記憶が寂しいのでなく、記憶が色褪せていると自覚することが寂しい。(レビューはラストに言及) [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(7)]
★5村上春樹の研ぎ澄まされた言葉の音列が西島秀俊の朴訥とした語りで意味を失う寸前に、現れ・流れ・消えていく幻視のような情景の中へ坂本龍一の奏でるピアノの一音一音によって打ち込まれて行く。市川準が組み立てた孤独の実写映画。 [review] (ぽんしゅう)[投票(10)]
★4平易な言葉でありながらしっかりと印象に残る村上文学の世界を透明感のある映像と音楽と宮沢りえというトリプルコンボを駆使してよくぞまとめあげた。 [review] (TOMIMORI)[投票(1)]