★3 | 大学らしいペダントによる映画へのオマージュかと思っていたら、むしろ「大学らしい」混沌の中のごちゃまぜパロディ風味のスラップスティック。ただ、死や破滅と隣り合わせにある状況を、そのまま死や破滅と結び合わせたリアルな方向へ持ってゆくべきだった。毒気のない予定調和はどうにも愉快ではない。 [review] (水那岐) | [投票(1)] |
★5 | 「これは映画の話だから」とか「映画の中だけのことさ」というまやかしの一切を否定する映画。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 登場人物が皆、どことなく不気味。ほんわかしたムードで始まるのに、どんどんえも言われぬ独特の緊張感を醸し出す。柳町光男の作品は『火まつり』しか見た事無いが、伊達に鬼才と言われてないなぁ。もっと見てみたい。['07.3.16新文芸坐] [review] (直人) | [投票(1)] |
★5 | 確かに人の心の深淵には己も気づかぬ得体の知れない衝動が潜んでいるもので、常識や規範に封印されたその非合理的衝動は、ある状況や思いが飽和点に達したときに誰にも解せぬ行動として日常の中に立ち現れる。心の不可視的深層に共振する軽やかだが不気味な映画だ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★5 | ほとんど地元の人間としては見ないわけにはいかない。冒頭の例のシーン、わざわざ長回しの蘊蓄を語ってしまうのはあざとい気もするが、それでも興奮は隠せない。 [review] (ガリガリ博士) | [投票(1)] |
★4 | ラストに至ってそれまでの数多い映画への言及、技法の参照が、現実と虚構の狭間を垣間見せるため周到に設計されたものと分かり、思わず手を打った。不自然に動くカメラワークも観客の「視点」を意識させるためのものか。良い場面・良い演出がたくさんある。全編に渡り、風が吹いているのもいい。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | すげえうまい!っていうのが率直な感想。映像、台詞回し、演出のどれもががっちりかみ合っている。大学生の不安定さをこういうオヤジ監督が表現できるってのにただただ感心。もっとこういう映画みたいなーって思いました。 (K-Flex) | [投票] |
★5 | いやあ、面白かった。そういう映画ってファーストシーンから何かあるよね。この映画もそのカメラの長回しがかなり個性的で最初からわくわくした。 [review] (セント) | [投票(5)] |